ラムネ約4万粒で受験生を応援　森永製菓、10時間の手作業に挑戦

　大学入学共通テスト（1月18〜19日）のタイミングに合わせて、森永製菓（東京都港区）が受験生向けの交通広告「ラムネドットアート」を掲出した。合計3万9061粒の森永ラムネを使用し、受験勉強の一幕を描いている。1月13日より東京、大阪、愛知の3都府県で設置している。

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　同広告は、森永製菓が展開する受験生応援シリーズの第3弾で、「よび覚ませ、集中力。」をテーマとしている。今回は、受験勉強を象徴する瞬間をモチーフとし、「ひとり黙々と勉強」「電車の移動は暗記タイム」「友だちと図書館で宿題」「神様に合格祈願」の計4種のデザインを展開する。

　制作にあたって、10×10粒のドットアートからテストを開始。実寸の縦1060×横1万1648（ミリ）を完成させるために、必要個数・制作時間を計算して準備を進めてきたそうだ。

　制作にあたって、森永製菓社員とスタッフが10時間かけて、手作業で仕上げたという。「粒をまっすぐ均等に並べることが難しかった。粒同士の間隔がかなり狭いので、少しでもズレ始めると全体のバランスが崩れてしまうため、気を付けながら作業した。使用したラムネは制作後に食べることを決めていたので、のりやテープで固定することができず、ドミノ倒しのような感覚で並べる作業だった」（森永製菓）と振り返った。

　今回の交通広告は、東急田園都市線の渋谷駅（東京）地下1階A0・A1出口方面の道玄坂ハッピーボードA30、Osaka Metroなんば駅（大阪）のパノラマビューセット、名古屋市営地下鉄名古屋駅（愛知）のサンフラワーボード広告に、それぞれ掲出する。設置期間は、1月13〜19日。