南海トラフ巨大地震、80%程度に=30年発生確率更新―政府調査委

58

2025年01月16日 18:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

地震調査委員会の平田直委員長
 政府の地震調査委員会は16日までに、過去に長期評価を行った地震について、30年以内の発生確率を1月1日現在で更新した。海溝型地震では、南海トラフ沿いでマグニチュード(M)8〜9級の巨大地震が起きる確率が70〜80%から80%程度に引き上げられた。

 発生確率は想定する地震が起きない限り、時間の経過に連れて上昇する。毎年1月半ばに更新される。

 千島海溝沿いの十勝沖で起きるM8.0〜8.6程度の地震は10%程度から20%程度に更新。日本海溝沿いの「青森県東方沖および岩手県沖北部」で起きるM7.9程度の地震は10〜30%から20〜40%に、「宮城県沖の陸寄り」でのM7.4前後の地震は70〜90%から80〜90%に、それぞれ上がった。

 内陸の活断層型地震では、新潟県の「長岡平野西縁断層帯」でM8程度の地震が2%以下から3%以下に更新され、3段階のランク分けで最も高い「S」に位置付けられた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 備えあれば憂いなし。江戸時代の南海トラフ巨大地震だった宝永地震を現在見慣れた地震分布図で表すとこんな感じになるそうだ。こんなのが来るとなると、それ相当な備えが必要かもね…。
    • イイネ!21
    • コメント 3件

つぶやき一覧へ(40件)

前日のランキングへ

ニュース設定