【動画】戦後80年に送る超大作『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』超特報
原作は、2016年から2021年まで「ヤングアニマル」誌(白泉社)にて連載され、2017年に日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した、武田一義による漫画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(現在『ペリリュー外伝』を不定期連載中)。太平洋戦争の激戦の地ペリリュー島で若者たちが何を想い生きたかを、かわいくて親しみやすい三頭身のキャラクターと、激しい戦闘や凄惨な場面と共に描き話題に。ちばてつや、重松清など作家やクリエイターから絶賛された。
作品の題材となった「ペリリュー島の戦い」は、太平洋戦争末期、すでに日本の戦局が悪化していた1944年9月15日から11月27日にかけての戦い。ペリリュー島を、フィリピン奪還を目指す米軍の拠点にすることが目的で開戦した。米軍4万に対し、日本軍1万で開戦したが、最後まで生き残った日本兵はわずか34人、米海兵隊の死傷率も史上最も高い約60%に上った。その犠牲の多さと過酷さから、ほとんど語られることのない「忘れられた戦い」とも言われている。
そんな衝撃作が、終戦80年を迎える今年、超大作アニメーション映画として全国公開されることに。監督は、テレビアニメ『妖怪ウォッチ』などの演出や『魔都精兵のスレイブ』の監督を手掛け、アニメーション映画の監督は本作が初となる久慈悟郎が務める。制作は国民的アニメ『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』でおなじみのシンエイ動画と、テレビアニメ『ドッグシグナル』など話題作に携わる新規気鋭の制作会社、冨岳がタッグを組み、凄惨な戦場を一日でも長く生き延びようともがくキャラクター達を描き出す。
昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場だった。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか―。戦争の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録。
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原作者であり共同脚本を手掛けた武田一義は「脚本は原作ファンの皆様にも自信をもってお届けできるものになりました。今はスクリーンいっぱいに生き生きと動く田丸や吉敷ら、愛すべき登場人物たちに早く会いたい気持ちでいっぱいです」とコメントを寄せている。
映画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』は12月5日より全国公開。
※原作者・武田一義のコメント全文は以下の通り。
【原作者 武田一義コメント】
■武田一義(原作)
映画の制作には、私自身も監修とベテランアニメーション演出家の西村ジュンジ氏との共同脚本という形で関わらせて頂いています。
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様々なことに思いを巡らせた映画版『ペリリュー』の脚本は、原作ファンの皆様にも自信を持ってお届けできるものになりました。今はスクリーンいっぱいに生き生きと動く田丸や吉敷ら、愛すべき登場人物たちに早く会いたい気持ちでいっぱいです。今年の年末12月5日公開のアニメ映画『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』。皆様、更なる続報をご期待下さい。