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電動モーターなどで走るペダル付き電動バイク「モペット」を無免許で運転して自転車と衝突事故を起こし、相手に重傷を負わせたとして1月15日、いずれも22歳の大学生2人が警視庁に逮捕された。
各メディアによると、昨年10月4日、東京 世田谷区の路上で無免許でモペットを運転した上、一方通行の道路を逆走。前を走っていた自転車に衝突し、50代の男性に重傷を負わせた疑い。男性は硬膜下血腫で一時、意識不明の重体となった。調べに対し、2人は容疑を認めているという。
「2人は飲酒して一緒に帰宅中だったとみられ、事故当時は時速30キロの法定速度を超える時速39キロで逆走していたそうです。運転していた大学生は、昨年5月に速度違反で免許取り消し処分を受けているため、無免許危険運転傷害などの疑いが持たれています。
また、無免許運転の隠蔽のため、後に乗っていた大学生が“身代わり”となり警察官にウソの説明をしていたとして、運転していなかった学生も犯人隠避の疑いで逮捕されました」(全国紙社会部記者)
近年、若者を中心に利用が広がっているモペットは、道路交通法上は一般原動機付自転車、つまり“原付きバイク”と同じ扱いだ。公道を走る場合、運転免許やナンバープレート、ヘルメットの着用、自賠責保険の加入などが必要だ。モペットは’24年11月1日に施行された道路交通法の改正で原付バイクと同じ扱いになると明文化されており、ペダルだけで走行した場合でも歩道の走行は不可だ。
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「ただ、“電動アシスト自転車”や“電動キックボード”などと同等と捉えているのか、若者を中心にルールを知らずに運転しているケースも多いとみられています。警視庁は取り締まりを強化していて、’23年は通年で51件だった交通違反が、’24年では1000件を大きく上回りました。警視庁はモペットは“自転車ではなくバイクです”と呼びかけています。
モペットでの無免許運転は、“3年以下の懲役又は50万円以下の罰金”が科せられます。また、酒酔い運転の場合は“5年以下の懲役又は100万円以下の罰金”が科せられます」(同前)
取り締まり件数も年々増加傾向にあるモペット。実際に街中で危険な運転に遭遇したという人も多いようだ。事故の報道を受けて、Xでは街中での危険運転に悲鳴が上がっている。
《モペット、本当に怖い あんなに速いのに信号無視多過ぎるし、自転車の様に歩行者スレスレ走るし》
《歩道をモペットで爆走してるの見ます 歩道ですよ すごく怖いですよ》
《この前夜に都内の下道を走ってたら無灯火のモペットがすぐ後ろについてきてめちゃんこ怖かった…… 多分悪気はないと思うんだがそこがまた怖い》
《モペットと電動キックボードはルールを守ってない人が圧倒的に多くて本当に危険。歩道と車道をものすごい速さで走ってたり、横断歩道に突っ込んでくる輩もいて嫌い》
《モペットの危険な走行、最近ホントに多いぞ 歩道を走行からの、急に車道に出てくるとか そもそも、ナンバーがついていない》
《モペット、割とな速度で歩道を爆走していることがありビビる。自分は自転車の認識かもしれんが歩行者から見たらあんたはバイクだよ》
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