円盤の表面に模様を描き、アニメーション作品へ仕上げる動画がYouTubeに投稿されました。少しずつ作品の全容が明らかとなっていくメイキング動画の再生数は記事執筆時点で25万回を超えています。
動画が投稿されたのは、プロカリンバ奏者である木佐貫洋平さんのYouTubeチャンネル。まずは中央から放射状に線が引かれている円盤を勢いよく回転させ、鉛筆で印をつけていきます。
目印を付けたら放射状に引かれている線をガイドにし、少しずつ円盤を回しながら油性ペンで同じ長さの縦線を1本ずつ引きました。円盤を1周させたら少し横方向へずれた場所に同じく縦線を引き、2本の線をつないで「人の頭」を形作ります。
鉛筆で体部分を下書きし、人の頭1つに対して細い2本の線を引きます。線の引き方は円盤の各部で異なっており、これが「腕」の部分です。同様の手順で草の根のように曲がった「足」も描いたら歩く人のアニメーションが完成。円盤を回すと人が早足で歩いてるように見えます。
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しかし、作業はこれで終わりではありません。この作品は「人がすれ違う様子を描いたもの」。出来上がった歩く人のすぐ近くに、もう1人分の頭と腕、足を描きます。もちろん円盤回転時には動いてもらうため、各パーツの位置や形は動作に合わせて微調整します。とても根気がいる作業だ……!
次は外側から円盤中央へ向かって同心円を描き、複数の黒い点を追加。これまでと同じく円盤を回しながら黒い点に胴体や腕、足などのパーツを少しずつ足していきます。
全ての模様を描き終え、ついに2種類のアニメーション作品が完成! 円盤を回転させると、手前では2人の人間が歩いてすれ違い、奥では人がよじ上ったり降りて来たりする動作を始めます。
コメント欄には、「なにこれ、才能バグってる」「天才ってこういうのを言うのか〜」「脳の構造知りたい…すごい発想ですね…」「ゾエトロープですね。PCで作画したり、印刷したのを貼り付けたのは見たことありますが、手書きはすごいです。すばらしい!」などの感想が寄せられています。
同チャンネルでは、完成した今回の作品を映したショート動画の他、アニメーション作品のメイキング動画やアフリカの民族楽器カリンバでゲームの楽曲を演奏する様子などが公開されています。
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画像提供:YouTubeチャンネル「木佐貫洋平 LimbaTrip (プロカリンバ奏者)」さん
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