先発の久保建英が先制弾をアシスト! 2試合連続の得点関与でソシエダがコパ・デル・レイ8強入り

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2025年01月17日 05:47  サッカーキング

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2試合連続で得点に関与した久保建英(右)[写真]=Getty Images
 コパ・デル・レイ(国王杯)ラウンド16が16日に開催され、レアル・ソシエダとラージョ・バジェカーノが対戦した。

 ポンフェラディーナ(3部)とのラウンド32を2−0で制し、6大会連続でラウンド16に駒を進めたレアル・ソシエダ。2025年に入ってからの公式戦で連勝を記録する同クラブは、今大会初めてラージョ・バジェカーノとの“ラ・リーガ所属クラブ対決”に臨む。この試合で先発した日本代表MF久保建英は、3日前に行われた古巣ビジャレアルとのリーグ戦で決勝弾をマーク。コパ・デル・レイでもチームを勝利に導く活躍に期待がかかる。

 久保は立ち上がりから積極的なドリブルやチャンスメイクで攻撃を活性化。チームもゲームの主導権を握りながら相手ゴールを脅かし、不利な試合日程にも関わらずラージョ・バジェカーノを圧倒する。

 そんななか、23分に久保が先制点を演出する。左サイドで獲得したコーナーキックで久保がキッカーを担当。ニアに入れたアウトスイングのクロスはクリアされるが、チームがセカンドボールを回収し、再び同サイドで待つ久保へとパスがわたる。ドリブルでボックス内に運びながら対峙したマーカーを縦に振り切ると、左足でゴール前にグラウンダーのラストパスを供給。最後はミケル・オヤルサバルが合わせ、レアル・ソシエダが先制した。なお、ビジャレアル戦ではオヤルサバルのアシストから久保が得点を決めており、日本代表MFにとっては“恩返し”のアシストとなった。

 すると、前半アディショナルタイムにホームチームが大きな追加点を挙げる。中盤での混戦からイゴール・スベルディアがこぼれ球を拾い、細かくパスを繋いでラージョ・バジェカーノのプレスを打開。テンポの良いポゼッションでボールを前進させると、オヤルサバルからラストパスを受けたジョン・アンデル・オラガスティが右足を一振り。ピッチ中央で放った低弾道のロングシュートがネットを揺らし、レアル・ソシエダがリードを広げた。

 しかし、その5分後にスベルディアがPKを献上。オスカル・トレホがキックを沈め、ラージョ・バジェカーノが1点を返す。前半は直後にタイムアップとなり、レアル・ソシエダがリードを保ってハーフタイムに突入した。

 後半も存在感を発揮する久保は、61分に華麗な個人技でビッグチャンスを演出。カウンターの流れから自陣中央で久保がボールを持つと、相手選手にファウル覚悟の激しいチャージを受けながらドリブルで持ち運ぶ。背後より2人目のディフェンスが迫るが、巧みなタッチでマーカーのギャップを突破。右サイドのオヤルサバルに展開し、グラウンダーの折り返しをアンデル・バレネチェアが押し込む。しかし、VARによりオヤルサバルの位置がオフサイドと判明。レアル・ソシエダの得点は取り消しとなった。

 77分にラージョ・バジェカーノに退場者が出ると、79分にはレアル・ソシエダが右サイドの浅いエリアでフリーキックを獲得。セルヒオ・ゴメスのクロスが直接吸い込まれる形で3点目を奪う。その後、久保は89分に交代となったものの、試合は3−1で終了。勝利したレアル・ソシエダがベスト8進出を決めた。コパ・デル・レイ準々決勝は来月4日に開催される。

【スコア】
レアル・ソシエダ 3−1 ラージョ・バジェカーノ

【得点者】
1−0 23分 ミケル・オヤルサバル (レアル・ソシエダ)
2−0 45+1分 ジョン・アンデル・オラガスティ (レアル・ソシエダ)
2−1 45+7分 オスカル・トレホ (PK/ラージョ・バジェカーノ)
3−1 79分 セルヒオ・ゴメス (レアル・ソシエダ)

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