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陸上女子やり投げでパリオリンピック(五輪)金メダルの北口榛花(26=JAL)が、マイペースで9月の世界選手権東京大会(国立競技場)での2連覇へ歩んでいく。
16日、都内で行われた第73回日本スポーツ賞表彰式に出席し、満場一致で大賞を受賞。「とても光栄です」と喜び、「今年は東京で世界陸上がある。そこで金メダルを取ることと、(あと60センチと迫る)アジア記録を更新することが目標になる」と決意を新たにした。
初詣で2度引いたおみくじには、ともに「結果がすぐに出なくても焦らないように」との内容が記されていたという。「2回連続だったので、本当に気をつけろってことだなと思う」。持ち味のしなやかな投てきの感覚が思うようにつかめなかった昨季前半と重ね合わせ、今季へは「自分のペースを乱さないようにやっていけたら。(冬季練習は)例年よりペースが遅いと思うが、しっかり土台ができていれば、より伸びは速くなる」と冷静に構えている。
4月以降に本格化するシーズンへ、今は国内でトレーニング中。拠点とするチェコのチームへの合流については「今行ってもどうせ寒いので…。あちらのチームが暖かいところへ行くタイミングで合流しようかなと思う」と明かした。
新年にあたっては五輪時の長髪をばっさり切り、ショートヘアにイメチェン。「いつまでも五輪気分でいるわけにはいかない。『五輪は過去のものだぞ』という気持ちにするためにすっきりしたかった」と心機一転した。
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日本女子初となる世界選手権2連覇へ。自分なりの歩みで、昨季を超えていく。
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