パリオリンピック(五輪)レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級金メダルの文田健一郎(29=ミキハウス)が、4月に第2子となる女児が誕生することを明かした。
17日、母校の横浜市にある日体大健志台キャンパスで練習を公開。パリ五輪後は約5カ月間マットから離れており、この日から再始動した。囲み取材の途中には自ら切り出し「第2子が妻のおなかの中にいて」と報告。女の子だといい、「男の子だとどうしても向き合う時にレスリングがちらつくと思うから(笑い)。(娘がレスリングをやりたいと言ったら)他のスポーツのプレゼンを頑張ります」と冗談交じりに話した。
2歳の長女に加え、愛猫の「しょうが」と「わさび」もメスで、「いよいよ(女男比が)5対1になってしまう。家では常に立場がない」と笑わせつつ、「環境が変わるので、それはレスリングにも良い影響を与えてくれる。いい方向につなげられると思う」とモチベーションも高まっている様子。「父親としてもしっかりしていきたい」と、これからも「かっこいいパパ」であり続ける決意を示した。
約5カ月ぶりの練習に、「数日前から緊張していた」と気持ちが高ぶった。現在の体重は「71〜72キロくらい」で、「今はこんなおなかになっちゃってる。長期間やらなかった分が、肩ではなくておなかに乗ってる」と腹部に手を当てながら苦笑。当面は、筋肉量を戻し、体を仕上げていく構えだ。実戦復帰の時期については「目安だけど、1年くらいかかると思う」と見通し、連覇が懸かる28年ロサンゼルス五輪についても白紙を強調。「慎重になりすぎるぐらいでいいと思っている。ケガしてまた離脱、みたいなことにならなければ順調にもどっていけると思う」と、今後へのわくわく感をにじませていた。
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