パリオリンピック(五輪)レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級金メダルの文田健一郎(29=ミキハウス)が、17日、母校の横浜市にある日体大健志台キャンパスで再始動した。五輪後は約5カ月間マットから離れていたが、この日から練習を再開。約2時間後輩たちと汗を流し、「めっちゃ楽しい」と興奮気味に振り返った。
競技への愛を再確認した。自身が離れていた期間で、後輩の成長を実感。「みんながどんどん強くなっていく。周りの伸び率よりもさらに高い伸び率でやらないと置いていかれちゃう」と、さわやかな笑顔で汗を拭った。「ケガをしないためにも徐々に戻していきたい」としながらも、「本当に好き。ここがゴールというところがないので」と、本格始動へ胸を高鳴らせた。
現在の体重は「71〜72キロくらい」で、当面は筋肉量を戻して体を仕上げていく考え。実戦復帰の時期については「目安だけど、1年くらいかかると思う」と見通し、連覇が懸かる28年ロサンゼルス五輪についても白紙を強調した。「マットに上がってレスリングをするっていう以外は何もない真っさらな状態。すごくいい心情なんじゃないかな」。ゆっくりと時間をかけて心身ともに整えていく。
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