5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2023年3月に公開された、雪に液体窒素をかけてみるという実験動画を紹介します。
この動画を公開しているのは、興味深い実験動画を多数公開している米YouTubeチャンネル「The Action Lab」(@TheActionLab)の運営者で、化学工学の博士号を持つJames Orgillさんです。専門家の目線で企画された数々の実験が注目されており、チャンネル登録者数は480万人を突破しています。
●雪に液体窒素をかけてみた
この動画でOrgillさんは、雪に液体窒素をかけたらどうなるかを実験。まずは積もっていた雪に-196度の液体窒素をかけてみます。
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すると、雪から白煙が大発生。液体窒素を注いだ場所をサーモグラフィーで確認すると、約-130度になっていました。
雪に触れるととても冷たく、硬かった部分はもろく崩れやすくなっています。Orgillさんによると、雪には少量の水が含まれており、表面張力が氷の結晶をまとめるのに役立ったためだそうです。
●液体窒素で作った氷で実験
次に液体窒素で作った氷と普通の氷を、それぞれビーカーに注いだ水に浸してみました。
すると、液体窒素の氷は20分後には普通の氷の2倍の大きさとなりました。
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この現象についてOrgillさんは、氷の温度を200度変えるのに必要なエネルギーは、液体から固体に変えるのに必要なエネルギーとほぼ同じだからと説明しています。
●興味深い実験への反響
この動画には「すごい!」「面白くて楽しい」「雪合戦が盛り上がる」という声の他、「あなたのコンテンツは決して失望させません!!!」という声も寄せられていました。
画像はYouTubeチャンネル「The Action Lab」(@TheActionLab)から引用
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