<ラグビー・リーグワン1部:東京ベイ26−18BR東京>◇第5節◇18日◇東京・スピアーズえどりくフィールド◇観衆4484人
2季ぶりの優勝を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)が“えどりく”での不敗神話を継続した。
リコーブラックラムズ東京(BR東京)に競り勝ち、本拠地のスピアーズえどりくフィールド(江戸川区陸上競技場)では前身のトップリーグで19年6月に使用して以降、公式戦19連勝。故障明けで後半27分から今季初出場した日本代表CTB立川理道(35)は「練習試合では負けるんですけれど、公式戦では負けない。そういうメンタリティーも大事ですし、負けない自信もあると思います。ホームで勝てるのは勢いに乗るし、ファンの方々も喜んでもらえる」と充実の表情で振り返った。
19連勝目を懸けた一戦は、厳しい戦いだった。
前半12分、先発SOで登場したBR東京の元ニュージーランド代表TJ・ペレナラ(32)に先制トライを献上。追う展開が続き、前半を11−15で折り返した。
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後半に入ると11分に日本代表プロップのオペティ・ヘル(26)、4日前の14日に加入が発表されたばかりの元ニュージーランド代表FBショーン・スティーブンソン(28)ら6人を一気に投入。攻勢を強め、直後の13分にNO8ファウルア・マキシ主将(27)のトライで逆転した。以降は着実に加点し、23−18の同27分には元オーストラリア代表SOバーナード・フォーリー(35)がPG成功。8点差を保って逃げ切った。
この日も帝京大出身のフッカー江良颯(23)、明治大出身コンビのプロップ為房慶次朗(23)、CTB広瀬雄也(23)ら先発起用された若手が存在感を示し、後半での逆転につなげている。
フラン・ルディケ・ヘッドコーチは「(6人同時交代は)元々プランとしてはあった。リコーがいいスタートを切っており、残り20分にチャンスを向けられるようにした」と説明。主将1季目のマキシは「オレンジアーミー(東京ベイファン)に最後まで応援してもらった。最後まで諦めず、結果として勝ち切れたのは良かったです」と喜んだ。
次節は2月1日の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦(相模原ギオンスタジアム)。この日も前売りチケット完売となった“えどりく”での次戦は2月15日、コベルコ神戸スティーラーズ戦となる。【松本航】
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