グリーズマンらがゴールに迫るもアトレティコは久々の黒星 [写真]=Getty Images ラ・リーガ第20節が18日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地でレガネスと対戦した。
アトレティコ・マドリードは12日に行われたラ・リーガ前節のオサスナ戦を1−0で制したことにより、ラ・リーガでの成績を13勝5分1敗として、首位に立って前半戦を折り返すことに成功。加えて、クラブ記録となる公式戦14連勝を達成した。続く15日にはコパ・デル・レイ4回戦(ラウンド16)でエルチェを4−0で粉砕。現在は公式戦15連勝中と絶好調だ。
今節は、ここまで4勝7分8敗の成績で勝ち点「19」を獲得しているエルチェの本拠地に乗り込む。試合は序盤からアトレティコ・マドリードが攻撃へ転じるシーンを増やし、12分にはボックス右に入ったジュリアーノ・シメオネからのマイナス方向への折り返しで、フリアン・アルバレスがフリーで右足を振ったが、シュートはクロスバーに直撃。26分にはまたも右サイドを抜け出したシメオネがグラウンダーのボールを送ると、ニアサイドへ飛び込んだアントワーヌ・グリーズマンがダイレクトで合わせたが、今度はポストに嫌われる。こぼれ球もきっちりとGKマルコ・ドミトロヴィッチが処理。
前半はこのままスコアレスで終了。後半へ入ると、試合の均衡が破れる。立ち上がりの49分、レガネスは左サイドを抜け出したフアン・クルスがコーナーキックを獲得。ダニエル・ラバが左足でアウトスイングのボールを送ると、これがマティヤ・ナスタシッチの頭にピタリと合い、狙い澄ましたヘディングシュートでゴールネットを揺らした。
1点ビハインドとなったアトレティコ・マドリードはここから攻勢を強めるが、GKドミトロヴィッチの牙城を崩すには至らない。一方のレガネスも、J・クルスを中心に追加点を狙う。
次の1点は生まれずに終盤へ入ったが、87分にはアトレティコ・マドリードに絶好のチャンスが到来。右コーナーキックをショートで繋ぎ、落としを受けたグリーズマンが左足でインスイングのボールを送ると、ファーサイドへ飛び込んだロビン・ル・ノルマンが頭で折り返す。これが相手の手に当たり、OFR(オンフィールドレビュー)の末にPKが与えられた。キッカーを務めたグリーズマンはゴール右下を狙ったが、枠を捉えることはできない。
7分間の後半アディショナルタイムもアトレティコ・マドリードは前へ出たが、最後までGKドミトロヴィッチの壁を破れずに試合終了。この結果、アトレティコ・マドリードは昨年10月27日に行われたラ・リーガ第11節ベティス戦以来、公式戦16試合ぶりの黒星を喫した。一方、レガネスはラ・リーガにおいてアトレティコ・マドリードに初勝利。昨年12月15日の第17節バルセロナ戦に続いて上位撃破を成し遂げ、貴重な勝ち点「3」を積み上げた。
この後、アトレティコ・マドリードは21日にチャンピオンズリーグ(CL)のレヴァークーゼン戦が控えている。一方、レガネスは26日、次節のラ・リーガでアスレティック・ビルバオとのアウェイゲームが控えている。
【スコア】
レガネス 1−0 アトレティコ・マドリード
【得点者】
1−0 49分 マティヤ・ナスタシッチ(レガネス)