リーグ・アン第18節が19日に行われ、スタッド・ランスとル・アーヴルが対戦した。
ここまで17試合を消化したリーグ戦で5勝5分7敗を記録し、勝ち点「20」の暫定12位につけているスタッド・ランス。同クラブは現在リーグ・アンで6試合未勝利と開幕直後の勢いを失っており、直近は不安定なパフォーマンスを露呈している。降格圏に沈むル・アーヴルと激突する一戦にMF伊東純也とMF中村敬斗は揃って先発出場。伊東は右サイド、中村はセンターフォワードとして起用された。
試合は26分に伊東が先制弾を演出する。スタッド・ランスが右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めた伊東がアウトスイングのクロスを供給。ニアに送られたボールは相手選手に触れられたものの、後方に流れたこぼれ球へマーシャル・ムネツィが反応する。右足で確実にネットを揺らし、ホームチームが先制に成功した。
以降はこう着状態が続き、互いに大きなチャンスを作れないまま時間が経過する。そのなかでも41分、スタッド・ランスが相手コーナーキックの流れからボールを奪ってカウンターに移行。自陣でこぼれ球を回収した伊東がオープンなスペースをスピードを生かしたドリブルで運ぶ。4対2の状況で左に散らし、ママドゥ・ディアホンがボックス内にパス。走り込んできたヴァランタン・アタンガナが転倒したものの、主審はシミュレーションと判断してアタンガに警告を提示した。
51分には中村がル・アーヴルのゴールを脅かす。敵陣左サイド深くでインターセプトされたスタッド・ランスだったが、すぐさまプレスをかけて即時奪回。味方からワンタッチでパスを受けた中村がカットインで中に切り込み、得意の形で右足を振る。しかし、ニアを狙ったグラウンダーのシュートは枠の左へ。中村のファーストシュートは惜しくも得点に至らなかった。
そんななか、67分にル・アーヴルが右サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたヤニス・ゾアウィが左足でニアにクロスを送る。フリーとなっていたイッサ・スマレのヘディングはGKイェヴァン・ディウフがストップ。セカンドボールがゴール前で混戦を生み出すが、最後はアルナ・サンガンテが詰めてル・アーヴルが追いついた。
結局、そのまま試合は1−1で終了。両者1ポイントずつを分け合った。次節、スタッド・ランスは25日にアウェイでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。ル・アーヴルは26日にホームでスタッド・ブレストと対戦する。
【スコア】
スタッド・ランス 1−1 ル・アーヴル
【得点者】
1−0 26分 マーシャル・ムネツィ(スタッド・ランス)
1−1 67分 アルナ・サンガンテ(ル・アーヴル)