道路で命の危機にあった黒猫を保護、夫婦で夜中も看病「どんどん愛情がわいて…」 今はツンデレ娘として愛される日々

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2025年01月20日 07:30  まいどなニュース

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保護当時、とても小さかったジジちゃん(画像提供:くろねこのじじさん)

「2024年7月20日に保護した小さな命。一生大切にします」。X(旧Twitter)ユーザーのくろねこのじじさん(@kuronekojiji720)さんは、そんな言葉とともに1枚の写真を投稿。そこには、小さな黒猫の女の子「ジジ」ちゃんがすやすやと眠っている姿が写っています。

【写真】生後5カ月…金色の瞳とビロードのような被毛が素敵なレディになりました

ジジちゃんと飼い主さんの出会いは、突然のことでした。

「義母が、ひとりぼっちで道路をヨタヨタと歩いているジジを発見。猫風邪で目も見えず、鼻もつまっていて衰弱した状態だったため保護したそうです。その日のうちに、夫が迎えにいき、我が家に連れてきました」

翌朝、ジジちゃんを連れて動物病院へ。必要な治療を受けることはできましたが、予断を許さない状態が続いたといいます。

「目も鼻もひどい状態で……。夫とふたり、夜中も交代でお世話を続けました」

飼い主さん夫婦の懸命なケアのかいあって、ジジちゃんは少しずつ回復。2週間を過ぎるころには、元気を取り戻しました。

当初、飼い主さん夫婦はおうちが手狭だったこともあり、里親さんを探そうと考えていました。ところが、心境に変化があったそうです。

「ジジのお世話をするうちに、どんどん愛情がわいて……。手放せなくなってしまいました。夫と話し合い、家族の一員としてお迎えすることを決めたのです」

こうして、ジジちゃんは飼い主さん夫婦とともに新たな猫生を歩み始めました。

日常が一変! にぎやかで楽しいジジちゃんとの生活

ジジちゃんが家にやってきてから、飼い主さん夫婦の生活は大きく変わりました。

「自宅で仕事をしていると、キーボードの上を歩かれたり、画面の前に座られたり……。仕事ははかどりませんが、とにかくかわいくてたまりません。ジジがそばにいてくれること、それ自体が幸せそのものだと感じるようになりました」

飼い主さんによると、ジジちゃんはツンデレ女子! プイッと顔をそむけることもあれば、上手に甘えることもあるジジちゃんに飼い主さん夫婦はメロメロのようです。

「抱っこしようとしたり、撫でようとしたりするとサッと逃げてしまいます。猫吸いしようとすると容赦なくパンチやキック! その一方、私たちの姿が見えなくなると鳴いて探します。あとを付いてまわったり、すきあらば肩や背中に乗ってきたり……。気づくとそばにいます」

ジジちゃんとの暮らしは、飼い主さん夫婦にたくさんの笑顔をもたらしているようです。

ジジちゃんのために新しいおうちを

優しい飼い主さん夫婦に見守られながら、ジジちゃんは、現在、生後推定5カ月(取材時)になりました。

出会った当初、弱々しかった様子はもう見られません。ジジちゃんに「我が家に来てくれてありがとう。大好き! 健康で長生きしてね」と伝えたいと飼い主さんは語っています。

そして、今、ジジちゃんのために素敵な計画をしていると教えてくれました。

「ジジがもっとのびのびと暮らせるように家を建てることにしました。うちに来て良かったと思ってもらえるように、これからも一緒に過ごしていきたいです」

ジジちゃんは、飼い主さん夫婦にとって本当の娘のような存在になりました。これからも家族みなで楽しくにぎやかな日々を送ることでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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