



「あらまあ。リンカちゃんにトウマくん!?」
カーテン越しに聞こえる、驚きのなかに嬉しさを滲ませたような声。
私たちは顔を見合わせました。そして「開けるね」と言いながらカーテンを開けました。すると……。

私は、祖母の様子に微かな違和感をおぼえました。そしてここから祖母の不可解な行動が始まったのです。
優しい笑顔で話す祖母。「今何してるの?」と私たちに問いかけてくれたと思い返答すると……。
|
|


なぜか私とは会話が続かず、目も合いません。そして弟にばかり話しかけるようになりました。
(あれ……? あれれ……?? なんか、私……)


私と弟は連れ立って、祖母が入院する病院へと赴きました。
ちょっとドキドキしながらカーテン越しに「おばあちゃん、来たよ」と声をかけたところ、嬉しそうに応答してくれた祖母。
しかしカーテンを開けて私たちが姿を見せるや否や、なぜだか祖母の表情がこわばりました。
そしてそのまま私を無視して会話が進んだのです。
|
|
知らず知らずのうちに、私は何かしてしまったのでしょうか……?
【第3話】へ続く。
原案・編集部 脚本・motte 作画・んぎまむ