19日のバレンシア戦に途中出場したレアル・ソシエダに所属するMF久保建英について、現地紙が評価を下している。
ラ・リーガ第20節が19日に行われ、レアル・ソシエダはバレンシアと敵地『メスタージャ』で対戦した。公式戦3試合ぶりのベンチスタートとなった久保は、1点ビハインドで迎えた62分から途中出場。右サイドで仕掛けた他、後半アディショナルタイムにはコーナーキックから、陣取っていたファーサイドにボールが流れてくると、左足で叩きつけるボレーシュートを放つ場面も。しかし、この日最大の得点機だったが、相手GKにキャッチされて同点ゴールには至らず。結局、残留への執念を見せたバレンシアに、カルロス・コルベラン新体制下におけるリーグ戦初白星を献上した。
直近2試合では、ゴールとアシストの両方から勝利に貢献していた久保。試合後、スペイン紙『アス』は「それまでラ・レアルになかった攻撃のエッジを与えた」と手詰まり感のあった攻撃の活路を見出したとしつつも、「クボは絶好調を維持しているが、今夜は彼のマジックが思うような効果を発揮しなかった」と勝敗に直結する結果は残せなかった、と少々手厳しい評価になった。
また、同国紙『マルカ』も「62分にメスタージャに投入されたクボは、いつもと同じように積極的にプレー。ラ・レアルのラストチャンスにも絡んだが、そのシュートは強くもなく、コースも厳しくなく、(ギオルギ・)ママルダシュヴィリの手に収まった」と振り返っている。
レアル・ソシエダの次戦は、23日に行われるヨーロッパリーグ・リーグフェイズ第7節ラツィオ戦だ。ここまで無敗の首位に立つ強敵を相手に、久保はチームを勝利へと導けるのだろうか。