ピクサー最新作『ウィン OR ルーズ』本予告が公開! “勝敗とは何か”を8人の視点から描く物語

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2025年01月20日 14:10  クランクイン!

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アニメシリーズ『ウィン OR ルーズ』キービジュアル  (C)2025 Disney/Pixar
 2月19日からディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信されるピクサー・アニメーション・スタジオのオリジナル・アニメーションシリーズ『ウィン OR ルーズ』のキービジュアルと本予告が公開された。

【動画】「誰かが勝てば、必ず誰かが負ける」 『ウィン OR ルーズ』本予告

 本作は、中学生男女混合ソフトボールチーム「ピクルス」のメンバー8人が、1週間後に迫る大きな大会まで、さまざまな思いで準備をする様子を描く、全8話構成の物語。それぞれのエピソードでは、同じ一週間が選手・その家族・審判など複数の視点から描かれ、自信がなさそうな子供たち、過保護な親、恋に悩む審判など、一つの出来事を取り巻くさまざまな人の視点が多角的に描かれる斬新なつくりとなっている

 製作陣には、ピクサー・スタジオの系譜を彩ってきたクリエイターたちが名を連ねる。キャリー・ホブソン(『あの夏のルカ』プロデューサー)とマイケル・イェーツ(『ソウルフル・ワールド』ストーリー・アーティスト)が脚本・監督、エグゼクティブ・プロデューサーを務め、『リメンバー・ミー』や『ファインディング・ドリー』でヴィジュアル・エフェクトを担当したデビッド・ラリーがプロデューサーを務める。

 製作総指揮は、昨年夏に公開し、世界興行収入アニメーション歴代No.1作品『インサイド・ヘッド2』の製作総指揮を務め、前作『インサイド・ヘッド』を始め監督を担当した作品でアカデミー賞を3度受賞したピート・ドクター、アカデミー賞2度受賞で『トイ・ストーリー』シリーズの原案や、『ファインディング・ドリー』の監督を務めたアンドリュー・スタントン、さらに『私ときどきレッサーパンダ』でプロデューサーを務めたリンジー・コリンズらそうそうたるメンバーが務める。ドラマを彩る、『アイアンマン』でグラミー賞ノミネートのラミン・ジャヴァディの音楽にも注目だ。

 そして今回、『ウィン OR ルーズ』のキービジュアル&本予告がついに公開。最初に公開されたビジュアルのポップなイメージとは打って変わって、それぞれのキャラクターの不安や悩みなどの感情を表したようなビジュアルで、キャラクターたちの不安げな表情が印象的だ。さらに、併せて公開された本予告でも、選手たちの不安や失敗などがコミカルに描かれつつ、「誰かが勝てば、必ず誰かが負ける」「どんな結果になっても、君たちみんなの勝ちだ」など作品タイトルでもありテーマである「勝敗」とは何かを視聴者に問いかける。彼らは、襲いかかる不安や焦りに向き合い、「人生」というゲームに勝つことができるのか…。個性豊かな選手たち、コーチやその家族を巡り8人の目線から語られる勝利への奮闘劇に期待が高まる予告編となっている。

 ホブソンは「私は幼い頃からソフトボールをやっていて、その経験からインスピレーションを得て私たちはソフトボールがこの作品の題材として完璧だなと感じました。それは正に特別な世界観を作り上げるチャンスだと感じていました。スポーツの世界にはさまざまな側面があります。私はそのすべてが大好きです。スポーツは人の良い面も悪い面も引き出すことができます。一番穏やかな人でも、感情的になることがあり、そして勝敗に関しては、その結果は重要ではないようで、まるでそれこそがすべてのような気持になってしまうものです。私たちが大好きなテーマを描く上で、最高の舞台であると感じました」とスポーツの世界とそれを物語へ落とし込むことへの思い入れを熱く語った。

 また、イェーツによれば、異なる視点にスポットを当てるというアイデアは、会社での日常生活から生まれたものだという。「キャリーと私は『トイ・ストーリー4』の仕事仲間でした。映画の中で起こっていることや、世の中で起こっていること、時事問題やニュースについてよく話していました。私たちはいつも、同じ物事に対して異なる反応や解釈をします。一人は『うまくいったよ!』と言うことでも、もう一人は『いや、ひどかったよ』と言う。私たちは、私たち自身の経験が、物事に対する私たちの認識を左右することに気づきました。私たちは、そういった教訓を物語るストーリーを目指しました」とイェーツは語った。

 アニメーションシリーズ『ウィン OR ルーズ』は2月19日から「ディズニープラス」で配信。
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