今年の箱根駅伝で2年連続8度目の総合優勝を果たした青学大の皆渡星七(みなわたり・せな、3年)が20日までに自身のSNSで昨年11月に「悪性リンパ腫」と診断され、現在も治療を続けていることを明かした。
タイトルは「がんになっても箱根を目指したい」。自ら発信した理由として「一つ目 現在がんと闘っている、またこれからがんになるかもしれないアスリートに向けて、どういった立ち上げ、リハビリをしたのかという記録を残し、発信したい。二つ目 僕の持っているポジティブ思考と内面的な成長を、アウトプットしたい」とした。
「これから私が、書いていこうと思っている事は、多くの人にとって関係のない事かもしれません。しかし、一部のがんやがん以外と闘うアスリートの一つの””道しるべ””のようなものに出来たらと思っています。がんになっても諦めない、””あなた””に、少しでも希望と元気を届けられれば幸いです。又、闘病を支えるご家族や友人、駅伝ファンの皆様にまで届けられればそれはもう最高です」などとつづった。
関大北陽高出身。昨年の第100回大会の箱根では16人のメンバー入りを果たし、7区登録も当日変更となっていた。5000メートルの自己ベストは13分51秒38、1万メートルの自己ベストは28分49秒30。
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