【写真】上海で上演するのは、地下型の劇場としては世界最大規模の上海文化広場
舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女・千尋が神々の世界に迷い込み、豚の姿に変えられてしまった両親を救うために懸命に働き、生きる力を呼び覚ます姿を描いた宮崎駿監督(※「崎」は「たつさきが正式表記)による大ヒットアニメーション映画をもとに、2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がなされた作品。
演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが翻案・演出を担当し、オリジナルスコアを久石譲が手掛け、大衆演劇の優れた業績を表彰する「第47回菊田一夫演劇賞」で菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高い評価を得た。
2023年名古屋御園座での再演を経て、2024年3月東京・帝国劇場からスタートし、名古屋・御園座、福岡・博多座、大阪・梅田芸術劇場メインホール、北海道・札幌文化芸術劇場hitaruでの全国ツアー公演と並行して、4月から8月にかけて、ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムで初の海外公演を行った。ロンドン公演(135公演)は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300席を連日満席にし、約30万人を動員した。
そしてこの度、舞台『千と千尋の神隠し』が、中国・上海文化広場にて上演されることが決定。上海文化広場は、主要施設がすべて地下にあるのが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る劇場。席数は1949席で、主に国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演されている。今回の舞台は、日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模となる。
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舞台『千と千尋の神隠し』上海公演は、7月14日から8月3日まで上海文化広場にて上演。