シャープ元会長が鴻海提訴＝４７億円超の報酬求め

　【台北時事】台湾メディアは２０日、シャープ元会長の戴正呉氏が台湾の親会社、鴻海（ホンハイ）精密工業と創業者の郭台銘氏に１０億台湾ドル（約４７億円）超の報酬を求めて提訴したと報じた。鴻海は２０日、「一切を法律により処理する」とのコメントを発表した。

　台湾メディア「鏡週刊」によると、鴻海側が戴氏に以前約束したシャープ勤務時の報酬が未払いになっている。戴氏は昨年１２月、台湾北部の新北地方法院（地裁）に提訴し、地裁のあっせんで関係者の和解協議が進められているという。