佐々木朗希“1年目15勝”予想の五十嵐亮太氏が<期待と今後>を分析

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2025年01月20日 23:02  TBS NEWS DIG

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ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた佐々木朗希(23)が日本時間18日佐々木自身のインスタグラムで「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました」と、ドジャースとの契約合意を正式に発表した。ドジャースには大谷翔平(30)、山本由伸(26)が所属しており、おととしのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以来、新たにチームメートになる。番組では元メジャーリーガーで日米球界で活躍した五十嵐亮太氏にメジャー挑戦のチェックポイントを伺った。

ドジャース入団の決め手は

Q.佐々木投手ドジャース入団が決まった
五十嵐:
でもよかったなと思います本人もね、悩んでるっていうのと、球団が決まらない状態でトレーニングするのとやっぱり球団が決まってからのトレーニングってやっぱり違うんですよ。なので早ければ早い方がいいんです。本人は納得して入ったでしょうし、安心感もあるでしょうし、あと、こちらとしてはね、ドジャースに日本人が3人いるという事になるので全力で応援したいなという気持ちです。

Q.ドジャースを選んだ決め手は
五十嵐:
いろいろある…そのうちの一つとしてはドジャースの育成システムですよね。大谷選手がドジャースを決めた時も、やっぱり、その育成システムの良さっていうのを話していました。今回、佐々木朗希投手もドジャースと話していく中でここだったら、自分の能力を伸ばしてくれるだろうとか、その中でやる事によって今まで自分のね、見えなかった部分が見えてきたりするという、そういった所への期待感も強かったんじゃないのかなと思います。
 あと、やっぱり、投手層が揃ってるとなると1人のピッチャーに対しての負担っていうのも減らす事が出来る。先発1番手で2番手で1番手2番手で使われるチーム(他球団の場合)、それはそれでね期待されてるという事なんです。けども、やっぱり、これまで佐々木投手が規定投球回数に届いてない事を考えると、ある程度育成も含めて、シーズンを通してやっていけるチームの方が怪我のリスクも少ないという所もあって選んだんじゃないのかなっていうふうには思います。
 さらにやっぱり強いチームというのは大きいですよね。共に、WBCで大谷選手、山本選手と同じチームで戦ってですね、優勝したという、あの喜びというのは多分残ってるはずなんですよ。そう考えると、やっぱり強いチームポストシーズンに上がれる、ワールドチャンピオンになれる可能性があるっていうのはそれは魅力的だと思います。

Q.先発の頭数が揃ってるので無理に投げさせなくてもいいという1年目になるのか?
五十嵐:
多分、揃ってなかったとしても、ある程度抑えながらの投球にはなると思います。多分イニング数もある程度決まってるでしょうし、試合数も含めて、という中で調整しながら怪我のリスクを最小限に抑えて行くという起用法にはなってくると思う。ただドジャースもこれだけ揃ってると言われますが、去年もやっぱり怪我人が多く出て、ポストシーズンでは先発の枚数が足りないっていう事もあった。他のチームに比べたらやっぱり層は厚いのですけれども、なかなかそのメンバーでシーズン通してやっていけるかどうかっていうのはわからない中で、やっぱり怪我人を減らすなら、極力なくすという事を考えると、これぐらいメンバーいてもいいんじゃないのかなっていう感じはしますよね。ただ、そのメンバーの中を見てもやっぱり怪我明けの選手が多かったりとか、後は年間通してしっかり投げ続けるのも、ここ最近のメジャーでやっぱり難しい事なんです。メンバーの中にもやっぱり、年間通して投げ続けられているピッチャーは、いない。そう考えるとやっぱり、これくらいいた方が、ドジャースとしても選手としても、結果的にはいいんじゃないのかなと思いますけどね。

ドジャースの育成システムとは

Q.ドジャースは育成システムが構築されているのか
五十嵐:
僕はそう思いますね。メッツでプレーしてる時にマイナーでプレーしててなかなか結果が出せなかった選手がいたんです。けれども彼がドジャースに移籍して、その年からめちゃくちゃ活躍したんですよ。そこから、もう活躍し続けて、もうドジャースの中で本当にトッププレーヤーになったジャスティン・ターナーという選手がいた。彼がその活躍した理由を去年、取材する機会があったので聞いたが、やっぱり、(ドジャースは)選手に対するアプローチが違ったと。メッツにいる時に、どういう選手になって貰いたいというバッティングを理想として目指してやってきたんだけれども、ドジャースはまた違ったバッティングスタイルを求められた。それが自分には合ってたって言ったんです。ドジャースに行って、自分のバッティングスタイルを新たに見つける事によって結果がついてきた。
 だからチームによっては、その選手にどういう選手になってほしいという、アプローチはね、やっぱり違うと思うんですよ。そう、考えると(ドジャースは)選手に合ったもの、選手が能力が引き出せるもの、というのをやっぱりそういったノウハウをわかってる。これは野手に限らず、ピッチャーもそうなんですけど、ドジャースに移籍して、ピッチャーがやっぱり前にいたチームと違うボールを投げたりとか、配球バランスを変えたりする事によって、結果で出てくる。やっぱそういった選手が多いので、監督、コーチであったりとかアナリストですよね。そういった方たちの選手に対しての活躍するためのノウハウをしっかり理解してるのかなっていうふうには思いますよね。

Q.ドジャースが佐々木投手に求めるものとは…
五十嵐:
佐々木投手も本人の中で、やっぱりサイ・ヤング賞を取りたい。もうメジャーのトップですから、トップのイトルなので、そこを目指していくのでそういった選手になって貰いたいという想いは強いと思います。ただ、まだ発展途上というか、まだ投手として“伸びしろがかなりある”ので、そこに向けてどう佐々木朗希投手が成長していくか、をドジャース側も見守りながら、という形になるのかなと思いますね。

Q.今のマイナー契約からメジャー契約への変更は…
五十嵐:
普通です。だって、大谷選手が行った時と同じような形なので結果を残すとかメジャーで投げて貰いたいってなると、メジャー枠に入るという事だけなので、それは全然、可能というかもうもう既に、もうそこに入る事は想定されてると思います。
 あとはキャンプであったり、オープン戦の結果を見て、何番手にしようかっていう所なんじゃないのかなと思います。やっぱりまずその試合で使ってみてどうなのかどう修正していくのかっていう所をやっていくと思うので“開幕には入ってくる”でしょうし、日本にも必ず来ると思います。

チームに日本人選手のいるメリット

Q.チームに日本人がいるといないのとでは違いますね
五十嵐:
違います。やっぱり日本とアメリカのキャンプの流れも全然違いますし、やっぱボールの対応とか気候もやっぱ乾燥してる所と湿度が高い所でまた違ってくる。そういった時にどういった対応をしなければいけないかっていう所を、やっぱり実際にしてた人の言葉、しかも日本語ですからねトッププレーヤーになるてくるとその辺心強いですよね。特にやっぱピッチクロックとかになると、その時間制限の中で日本ではやってなかったけどアメリカではやらなきゃいけないそん時にどういった対応するのがいいのかとか、やっぱアドバイスを受けられるっていう佐々木投手にとってはアドバンテージですよね。

Q.御自身もメッツに行かれた時に、チームに高橋尚成さんがいたのは大きかった?
五十嵐:
大きかったですね。もうスペイン語、英語がほぼほぼじゃないですか。その英語をなるべく聞き取るようにってなってるとやっぱ耳も疲れるし、最初は気持ち的にも疲れちゃうんです。けれどもそんな中で日本語が話せる、しかもやっぱ英語だと自分の思いを100%伝えきれないんです。日本語だったら100%伝えきれる。この安心感というのは高橋さんがいたおかげですごく助けられました。

Q.やっぱそうなると大谷選手、山本投手の存在は…
五十嵐:
心強いんじゃないですか。あんまり頼りすぎるのも良くはないと思うので、また佐々木投手もやっぱアメリカでやるってなったらもちろん日本人選手はいるけれども、そこだけと仲良くしておけばいいって訳ではない。そうなっちゃうと逆にその他の選手との距離感っていうのがちょっと遠くなってしまう。そこは避けたいので、やっぱり、いろんな選手とたくさんコミュニケーション取っていって、日本人よりもそうじゃない選手と仲良くするとかね。それぐらいの感覚でいった方が僕はいいような気がしますね。

メジャー使用ボールへの調整

Q.プレイ面で意識するべき事は
五十嵐:
これは、行ってみないとわからないと思います。その中で、ボールの変化という所が一番、僕の中で大きいかなと思っている。やっぱり、日本で投げてた感覚と同じようなボールが投げられる。それだったら、問題ないのですが、そうじゃない可能性があるのですよ。その時に調整する。また逆を言えばですよ、日本でスライダーはこれぐらいしか曲がらなかったのにアメリカのボールで投げる事でもっと曲がるようになった。
 これはこれで選手にとってはメリットですよね。その修正。曲がり幅が大きければそこの修正をしなければいけないんですけれども、それは大きく曲がる、早く曲がるといったら、やっぱバッターも打ちにくいボールになってくるのでその辺がどうなるかですよね。修正はどちらにしても必要だと思います。
 日本のボールと違うのでフォークが落ちにくいとか、変化球が曲がりにくいってなると決め球、どうしようってなるのでこれが最悪のパターンです。その中でまたアメリカのボールにあった変化球を見つける、それも決め球を見つけなければ、やっぱシーズン通して、結果を残すのは難しい。その決め球はフォークがしっかり落とせるかどうかっていう所と、あとは、去年から多く投げていたスライダー。これが、どうこれをどう使っていくか、この組み合わせによってフォークボールが生きてくるし、まっすぐも生きてくるのででも佐々木投手といえば直球が160キロ近く投げられる投手なので、その直球もやっぱりシュート回転の要素が強かったりすると捉えやすいので、そんな回転であったり回転の量ですよね。この辺を空振り、ファールが取れるようなまっすぐがどれくらい投げられるか。やらなければいけないことはたくさんあると思います。

Q.五十嵐さんはボール対策は…
五十嵐:
僕はねちょっと大きく感じるので握り方を変えたりとか、あとは、日本ではフォーシームがメインだったんだけどアメリカではツーシームをメインにして投げたりとか、いろいろありましたね。でもそれでもやっぱり僕は成績はそんなに残せなかったタイプなので最後まで組み苦しめられたのはボールです。フォーシームはやっぱちょっとボールがね、日本よりもちょっと大きく感じるっていうのと、滑りやすいので、それでフォーシームを同じような感じに投げて無理だなっていうあとはツーシームだったらその指先の感覚であったりとか握ってる感覚が良かったのでこれちょっと動いてくれないかな…というようなピッチングスタイルでしたね。

Q.佐々木投手が意識すべき事とは…
五十嵐:
そうですね。空振りが取れるピッチャーが取れないってなると打たして取るピッチングができるかってのはそういうタイプではないと思うのでその自分のピッチングスタイルっていうのを確立するためには何が必要かっていうことを逆算していかなければいけない。そうなるとやっぱりスライダーでもどういったスライダーが投げられるのかなとか、やっぱり山本投手でも、どのボールも1級品なんですけれども、なかなかその低めのスプリットを見送られる。そのスプリット見送られるのだったらどの球でカウントを取る。そのフォークを生かすスプリットを生かすためにどう組み立てるかっていう所の他の変化球を使う使い方がうまかったからこそ、やっぱポストシーズンで結果残せたと思うんですよね。
 もしかしたら日本で投げて、割合が低かったとか投げたカーブとかね、新たな変化が必要になるかもしれない。だからそういった時に多分ドジャースの中でのアナリストとかピッチングコーチっていうのはいいアドバイスをしてくれるでしょうし、新たな変化球を投げよってなった時に、山本投手は一通り投げられるので、そういった選手のアドバイスも活きてくる。だからやっぱいい選手がいれば、いい選手のボールに近いものを再現しやすくなるのかなっていうのも、もちろん簡単ではないんですけれども、何か自分の中でのその引き出しっていうのは増えていくと思うので佐々木投手にとってはいい環境なんじゃないのかなと思います。
 あとはフォーシーム。このストレートでしっかりやっぱ空振りであったりファールが取れるっていう所ですよね。今永選手を例えで言うと、やっぱりフォーシームの回転数が多い、あの身長なので、そっからやっぱアメリカのバッターに対して空振りファールが取れる高めのまっすぐっていうのがあった。これと後は低めのコントロールですね。それをコントロール低めの変化球をコントロールよく投げられるっていう所がやっぱ強み。その自分のピッチングを向こうで、結果を残すためにピッチングスタイルっていうのを確立した。このピッチングスタイルを確立するっていうのはすごく大事だと思うのでそれがどうなのかっていう。ここをね見つけるのって多分大変だと思うんでそこってやっぱり自分がイメージしたボールが投げられるか、日本に投げた時の変化量が本当にあるのか。ていう所ですよね。だからそれがしっかり出来れば、何となく見えてくると思うので、まずはこのボールを操るっていうことが大切になってくるんじゃないのかなと思います。

ピッチクロック対応は…

Q.ちなみにピッチクロックへ対応は
五十嵐:
これ僕アメリカ行った時にその日本人選手に聞いたんですけれども、やっぱ自分の思ってた感覚よりも時間が早く過ぎてる。なので、やっぱその制限を超えてしまうっていうことがやっぱりある。それを焦る気持ちを、焦る気持ちが強ければ強いほどやっぱそのピッチングにあんまり良い影響を及ぼさない。急ぐ気持ちが投げ急ぎに繋がるとフォームにも影響してしまう。そうなるとボールが先行した場合、焦りが生じてしまうとかあんまりいいことをあまり良くない流れになってしまうので、この時間を、もちろん最初は気にはするんでもう気にしないで、感覚でわかるぐらいまでになると、まだ多分、自分のピッチング、リズムが出来てくると思うので、そこまで持っていきたいですよね。

Q.慣れが必要?
五十嵐:
絶対、慣れ必要です。なんならもう、早い段階でね、そういった事を意識付けしていかなければいけないので、ピッチング練習でね、大体の感覚を取り入れていくとか、やろうと思えばいくらでも出来ると思うのでどこまで意識するかっていう所ですね。

現地でのコミュニケーションも重要

Q.過密スケジュールへの対応は
五十嵐:
スケジュールは日本よりもキャンプインが遅いのか、2月の半ば日本だったら2月の頭からなんですけれども多分もうボールをやっぱ自分のなんだろうなボールに慣れなければいけないので、ある程度キャッチボールで今やってる段階かなと思うんです。けれども調整としてはここになれるっていうことと、あとはキャンプに入ってみないとその流れっていうのはわからないので例年通りの調整をして、キャンプでどうするかっていう事なんですけど、ただキャンプってもう決まってるんですよ。時間が限られている中で、ここ行って、ピッチングやってノック受けて、ランニングやって守備やってみたいな感じの流れが決まってるからそこにはまっていくんだけれども、自分のやりたい、練習ってやっぱあるじゃないすか。それを見つけてやらなければいけないのでそこをどこで入れてくのか。っていう所ですね。
 あとやっぱりコーチにもいちいちやっぱ伝えなければいけないこういうことをやりたい。どこでここでやっていいかっていう話になってくるから。コミュニケーション能力っていうのも非常に重要になってくると思います。

Q.五十嵐さんもコミュニケーションのために“ロバートデニーロ”モノマネをされていたと
五十嵐:
もうわからない事ばかりなので、もうそんなに怖がることないと思います。もうとにかく行ってやって試して、別に恥かいてもね、そんなに怖い事ないじゃないですか。僕は気になるロバートデニーロのモノマネをしてた時に、こんなにスタジオって静かになるんだっていうぐらい静かになって…ただ、アメリカではそれなりに受けたんですよ。
 僕の話はそんな大した話じゃないですけども、なんかちょっと笑い取りたいっていう時に当時ロバートデニーロのモノマネをされている方のモノマネをそのままやったんすよ。それがまぁまぁ受けたんです。『ハッ、ハッ、ハッ』みたいな感じで。何か事ある度にそれやってたら、お前、面白いじゃないかみたいな感じになったんで別になくてもいいですけどね。 ただ今永投手とかって、会見の時のやっぱり、ファンの心を掴むのも上手かったじゃないですか。あそこまでね、やるのって難しいんですけれども、そういったちょっと、何だろう野球、メジャーリーガーの選手って、野球、試合やってる時っていうのは集中しちゃってるけど、そうじゃない時はもういかにリラックスするか楽しい事をしたいっていう選手が多かったので、そこで一緒になって楽しめるようなね、楽しめる事とかあと楽しませられるようなそんなユーモアがあるといいと思いますね。

Q.佐々木投手はどうコミュニケーションしていくのか?
五十嵐:
でもね、そう思うのじゃないのですか。行ったら、だんだんそうなってくんすよ。まず、ちょっかいかけられる、いたずらされるっていうのは若いですし、新人なんです。その中で自分がどう対応していくか。ただいやがってたら、ただもう相手にされなくなるんでそこで何か、一癖、二癖あるような返しが出来るとか、すごくそうなると溶け込むのも早くなる。し、アメリカにいて楽しく野球ができるのかなと思いますね。別にそんなのはね。もう試合が一番大事なので気にするような事ではないんですけれども、やっぱりチームメイト、チームの中に溶け込むっていう事を考えると、そういうのがあってもいいんじゃないのかなっていうふうに思います。

1年目は“15勝”を予想

Q.メジャー1年目の成績の予想は…
五十嵐:
防御率は3点台…半ばぐらいで、勝ちは…10勝前後ぐらいかなとは思うんですよ。それはなぜかというと試合数がそんなに多分多く、投げない。って考えるとレギュラーシーズンで言うと10勝するかしないかぐらいか、15勝。僕はだから15勝って、言っています。なんか大谷選手があまりにもすごいから、想像を超えてくるよねっていう所が佐々木投手にも当てはまってしまって、ドジャースは打てるチームだしそれぐらいやるんじゃないのかなっていう所で最大15勝すごいことですね。だって山本投手でも去年6勝ですからそれを大きく上回ってくる。もう、でも、見たいじゃないか 佐々木投手がまっすぐでバンバン空振り取ってフォークボールをくるくる回す、空振りと三振取るとか、みたいなっていう…10勝行ったら、すごいです。10勝行ったら、多分チームとしても『やってくれた佐々木朗希』ってなると思います。

Q.持ち味の直球がポイントになる?
五十嵐:
我々、やっぱりそのスピードの数字が気になるんですけれども実際はもちろんスピードも大事なんですけどやっぱり回転数であったりとか、回転の軸っていう所がすごく重要で佐々木投手がやっぱその空振りが取れるまっすぐであれば問題ないと思います。スピードが落ちても、ただそれに対応されてってなると、若干あの変えていかなければいけない部分あるので、その辺の対応能力っていう所が大事ですよね。

メジャーでもストライクゾーンで勝負する出来るピッチャー

Q.決め球のスプリットは…
五十嵐:
スプリットはもう絶対使えると思います。これが使えないってなると、ちょっと時間かかりますよね。だからまずはでもまっすぐ。佐々木投手がいきなりまっすぐちょっと怖いなってなって変化球に頼りすぎるのは避けた方がいいと思います。ある程度まっすぐで押せるボールがあるっていう事と、あとはフォークボールで空振りが取れる。なかなか取りにくいってなるとスライダーをどう生かすかっていうこの組み合わせが非常に大事になってきますよね。
 後は、元々、佐々木投手ってストライクゾーンで勝負出来るピッチャーなんすよ。これはすごく彼の強み。なので日本と同じような感じでやっぱストライクゾーンでどんどん勝負していくようなピッチングをしてもらいたいなと思います。なんかちょっと打たれるのが怖いとか警戒心が強くなりすぎるとやっぱり両コーナーに投げたくなってしまうので、そうなるとボールが先行しがち、常にそういうピッチングしてるバッターはなかなかいい所、振ってくれないので、ある程度ゾーンで勝負していけるっていうピッチングからどうするかっていうような考え方をしてる方がやっぱ成功すると思います。ピッチングスタイルを変えないというか、変えないまずはもうでもゾーンで勝負することですよね。山本投手も打たれようが何しようがやっぱゾーンにどんどん投げ込んだんですよ。で打たれるんですけども次どうしようかっていう段階になっていくので、まず勝負しに行かなければいけない。最初から際どい所で、様子見とかってなってくるとなかなかメジャーでやって行くのは難しいので、その辺は多分球団がゾーンで勝負しましょう。その上でどういった配球にしましょうっていうのは話しながら進めていくんじゃないのかなと思います。

Q.やっぱり、強気なピッチングも大事になる
五十嵐:
強気というか、それが多分良い結果に繋がるんですよ。強気という何かメンタリティのようにも見えるけれども、実際そうじゃない。やっぱゾーンで勝負していかなければいけないし、ストライクゾーンで勝負することによってピッチャー有利なカウントで勝負展開していく事が出来るのでそういった展開をどんどんどんどん作っていかなければいけないですよね。
 

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