収入や人間関係、仕事の内容などに不満があり、「この会社ダメだな」と思った経験は誰もがあることだろう。ITエンジニアの30代男性（東京都）も前職でさまざまな不満が積み重なり、転職を決意したという。いったい何があったのだろうか。（文：林加奈）
「プロジェクトの費用捻出のために、人員削減やコストカットを開始。逆では??」
その会社は何社もの受注に失敗し、不穏な雰囲気が流れていた。
「経営陣が交代後、大幅な売り上げ減少見込みにもかかわらず、システム刷新プロジェクトに大金を投じた。システムといっても経理とか管理部門なので、それで現場効率改善や売り上げアップに繋がるものではない。前述プロジェクトの費用捻出のために、人員削減やコストカットを開始。逆では??」
大金の投資先や上司の決断などに違和感を覚えた男性。配置転換にも不満があったようで
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「他拠点で勤務していた新支店長の古くからのお気に入り2人を費用かけてわざわざ転勤させた。1人（男性）は転勤したが、何か仕事があっても元いた拠点に戻る。もう1人（女性）は、（転勤してから）何もしていないでずっと携帯いじっている。噂だが、新支店長と長年関係を持っているようだ」
惨状を目の当たりにし、
「ダメだな……と思い転職活動し、退職しました」
と、すでに退職済みであることを明かしている。男性の現在の年収は900万円。転職して正解だったようだ。
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