チェルシー、ウルブスに3発快勝でリーグ戦6試合ぶり白星！…4位浮上で次節マンC戦へ

　プレミアリーグ第22節が20日に行われ、チェルシーとウルヴァーハンプトン（ウルブス）が対戦した。

　ここまで21試合を消化し10勝7分4敗という成績を収め、上位争いに絡んでいるチェルシー。今シーズンより指揮を執るエンツォ・マレスカ監督の下、まずまずの戦いを見せているが、直近のリーグ戦は5試合未勝利と苦しんでいる。6試合ぶりの白星を目指す今節は、連敗中の17位ウルブスを本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に迎えた。

　序盤から主導権を握るチェルシーは24分にスコアを動かす。コール・パーマーの左CKがボックス手前中央へこぼれると、待ち構えていたリース・ジェームズがワントラップから右足でシュート。ディフレクトしたボールを最後はトシン・アダラビオヨが押し込みネットを揺らす。一度はオフサイドとの判定が下されるが、オンフィールドレビューによる確認を経てゴールが認められ、ホームチームが先制に成功した。

　先制後も試合を優位に進めていたチェルシーだが、なかなか決定機を作り出せずにいると、前半終了間際に一瞬の隙を突かれる。左CKを獲得したウルブスはマテウス・クーニャが右足インスイングのボールを蹴ると、チェルシーのGKロベルト・サンチェスが痛恨のファンブル。ゴール前の混戦から最後はマット・ドハーティが押し込み、試合を振り出しに戻した。

　1−1で迎えた後半もチェルシーのペースで試合が進む。迎えた60分、右サイドに開いてボールを受けたノニ・マドゥエケがボックス右角付近から柔らかいクロスを送ると、ニアサイドに走り込んだキアナン・デューズバリー・ホールが頭で後方へフリック。ゴール前中央で待ち構えていたマルク・ククレジャがワントラップから右足で押し込み、勝ち越しに成功した。

　勢いに乗るチェルシーは勝ち越しから5分後に追加点を挙げる。左サイドの敵陣深くでFKを獲得し、パーマーが左足アウトスイングのクロスをファーサイドに送ると、トレヴォ・チャロバーが高い打点のヘディングで折り返す。最後はマドゥエケが頭で押し込みネットを揺らした。

　チェルシーは78分にもパーマーのスルーパスに抜け出したニコラス・ジャクソンがネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められず。試合はこのまま3−1で終了し、チェルシーがリーグ戦6試合ぶりの白星を飾った。

　次節は25日に行われ、チェルシーはアウェイでマンチェスター・シティと、ウルブスはホームでアーセナルと対戦する。
　
【スコア】
チェルシー　3−1　ウルヴァーハンプトン

【得点者】
1−0　24分　トシン・アダラビオヨ（チェルシー）
1−1　45＋5分　マット・ドハーティ（ウルヴァーハンプトン）
2−1　60分　マルク・ククレジャ（チェルシー）
3−1　65分　ノニ・マドゥエケ（チェルシー）