シーイングループ(SHEIN Group)が、グループ内の慈善部門として非営利団体「SHEIN FOUNDATION」を設立した。
シーイングループは、2022年のEPR基金の設立を皮切りに慈善活動を開始。米国とガーナを拠点にファッションの発展に取り組む非営利団体「The Or Foundation」と、環境問題や社会問題に取り組む企業に低金利の融資や株式を提供する非営利団体「UnTours Foundation」に助成金を提供した。2023年にはシンガポール国内外のコミュニティを支援し、教育機会の促進のために4つの教育機関および非営利団体と4つの覚書を締結。昨年は、女性の職場復帰をサポートすることで経済的自立の達成を支援する非営利団体 Dress for Successの米国、英国、イタリア、シンガポールの関連団体に43万ドル(約6億6650万円)を寄付した。
SHEIN FOUNDATIONは、シーイングループが事業を展開する地域で、より包括的で持続可能なコミニュティを育成することを目的に設立。「地域社会の生活向上」「生物多様性の保護」「持続可能な変化の促進」の3つの慈善目的を掲げている。立ち上げに際し、ケニアで使用済み繊維の回収・リサイクルのパイロットプログラムを開発したアメリカ企業 Africa Collect Textilesの慈善部門「Africa Collect Textiles Foundation」に対して530万ドル(約8億2150億円)を提供。使用済み衣類を寄付しやすくするためのドロップオフポイントの設置や、雇用の創出、大量の繊維廃棄物を処理するためのリサイクルインフラの構築、関連コミュニティ向けのオンラインおよびオフラインのアウトリーチプログラムの促進のために充てられるという。
(1ドル=155円)
Copyright(C) 2025 FASHIONSNAP 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。