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推しに本気で恋している「ガチ恋」。最近では、推しに直接会えるイベントなどが増えていることから、ガチ恋の状態になる人もいるようです。この記事では、ガチ恋とは何か、似た言葉である「推し」や「リアコ」との違いを心理カウンセラーの服部希美さんに伺いました。また、推しにガチ恋している人の特徴や、ガチ恋をした場合の注意点などを詳しく解説していきます。
ガチ恋とは
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ガチ恋とは、アイドルや芸能人、アニメキャラなど、手の届かない存在に本気で恋をしている状態のこと。「ガチで恋している」の略で、ガチ恋をしているファンは「ガチ恋勢」と呼ばれます。
もともとは女性アイドルのことが好きな男性ファンの間で生まれた言葉ですが、今ではファンや推しの性別に関係なく使われています。
「推し」と「ガチ恋」の違い
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推しとガチ恋はどちらも、アイドルや芸能人などに対して強い好意を抱く状態を指しますが、その熱量に違いがあります。
推しは、あくまでもファンとして憧れの対象を応援し、その活躍を喜び、成功を願います。一方、ガチ恋は、ファンの域を超えて、憧れの対象に対して本気で恋愛感情を抱いている状態を言います。
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「リアコ」と「ガチ恋」の違い
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ガチ恋と似たような言葉に「リアルに恋してる」の略である「リアコ」があります。どちらも推しに対して強い恋愛感情を抱くことを意味しますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
リアコは、主に女性が男性の推しに対して抱く感情を指す場合が多いようです。一方、男女を問わず使われるガチ恋は、男性が女性アイドルやキャラクターに本気で恋している状態を表す場合に多く使われる傾向があります。
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推しにガチ恋している人の特徴4選
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「もしかして私、ガチ恋しているかも」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。ここでは推しにガチ恋している人の特徴を紹介します。
恋にトキメキを求める
ロマンチストなタイプは、キュンとしたり、ドキドキハラハラするのが大好きです。日常では味わえないようなトキメキを求めて、芸能人やキャラクターにガチ恋をしてしまう人もいるでしょう。
日常生活に寂しさを感じている
心に寂しさを抱えていると、推しにガチ恋することがあります。日々の生活で心を許せる人や自分の気持ちをわかってくれる人がいないなど、寂しい思いを感じているときに、推しに心のよりどころを求め、つい入れ込んでしまうのです。
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理想が高い
理想が高い人は、身近な人を対象にした恋愛に満足できず、現実にはいないキャラや手の届かない相手に恋する場合があります。
周りからうらやましがられるような相手と恋愛がしたい・独り占めしたい・特別扱いされたいという欲求から、人気のある芸能人に本気になってしまうこともあるようです。
また、自己評価が低いために、恋愛対象に自分の欠点を補ってくれる人を求めた結果、理想が高くなっている場合もあります。
恋愛経験が少ない
現実の恋愛に対して臆病であったり、交際経験が少なかったりすると自分との相性よりも甘い言葉や好みの外見に惹かれやすくなります。そのため、現実離れした芸能人やアイドルに本気で恋をすることがあります。
推しにガチ恋したらどうすればいい?注意したい3つのこと
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夢中になれる推しがいることは幸せなことですが、その気持ちがガチ恋になると、つらい気持ちを感じてしまう場合も。ここでは、推しにガチ恋してしまったときに注意したいことを紹介します。
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ガチ恋している自分を責めない
「こんな思いを持ってはいけない」「現実を見られていないだけなのでは」と、自分を責めてしまうときもあるかもしれません。
しかし、ガチ恋をするにはその人なりに理由があるはず。実際推しの存在に心が救われていることもあるでしょう。
「ガチ恋をやめなくては」と焦って追い込むよりも、まずは自分の気持ちに寄り添ってあげましょう。
自分がどんな幸せが欲しいのかを考えてみる
好きな気持ちは止めようと思っても難しいものです。その気持ちは大切にしながらも、少し冷静になって、自分が本当に求めている幸せを共に築ける相手はどんな人なのか、改めて考えてみましょう。
もしかしたら、「現実で自分が想像している素敵な関係を築くなんて自分にはできない」と感じているかもしれません。その場合は、自分を見つめ直して自身の魅力を再認識し、自信を取り戻すことから始めてみるのもいいでしょう。
また、「理想の人は現実にはいない」と感じるならば、自分が理想の相手に近づく努力をしたり、理想と現実のギャップを受け入れて優先順位を付けたりしましょう。
信頼できる人に相談する
ガチ恋は、相手に振り向いてもらえないことへの絶望感や、現実とのギャップによる苦しみなど、精神的に苦しくなってしまう可能性もあります。
つらさを一人で抱え込むと深刻化しやすく、気持ちの行き場がなくなって執着が強くなってしまったり、客観的な視点が持てなくなることもあります。しんどさを感じたときには、信頼できる人に相談して、悩みを吐き出してみましょう。
話を聞いてもらうことで心が軽くなったり、アドバイスをもらい違う視点を学べることもあるはずです。
程よい距離感を保って推し活を楽しんで!
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誰かを心から応援したり、好きだと思ったりする気持ちはとても素敵なものです。しかし、その気持ちにのめり込んでしまうあまり、自分自身が苦しくなってしまうと、せっかくの推し活が楽しくないものになってしまいます。健やかな推し活を楽しむためにも、程よい距離感を保つ意識を心がけることが大切です。
取材・文/NANA
【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変える”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代からの女性の恋愛をサポート。また、「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンラインにて相談を受け付けている。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp