商業施設のエコな取り組みに感心……! ふと気づいた光景を収めた写真がX(Twitter)に投稿されました。「素晴らしい」と反響を呼び、記事執筆時点で496万回以上表示され、約12万件の“いいね”を集めています。
●商業施設で目を引いたのは……?
投稿者は、企業のPR・SNS活用のコンサルティングなどを手掛けるXユーザーの「よしだ けいすけ」さん。「こういうアイデアを出して実行した人の給与が上がる世界でありますように」と紹介するのは、商業施設内の一角に置かれた、自由に持っていける紙袋です。
この商業施設は東京・吉祥寺の「コピス吉祥寺」。掲示には「Share for good! いらなくなった紙袋を、エコバッグとしてシェア。セールのお買い物やマイバッグを忘れたときに、ぜひご利用ください。館内各所に設置してあります! ご自由にどうぞ!」と書かれています。なるほどこれはいい取り組みだなぁ!
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お買い物でもらう紙袋の中にはしっかりとした作りのものも多いので、こうした取り組みで再利用することはエコにつながりますね。
●「素晴らしいアイデア」「これこそがエコ」
買い物客のニーズとエコを両立するアイデアにリプライでは、「これは素晴らしいアイデアですね」「我が家に眠る紙袋提供したいくらい」という声の他、「まさにこれこそがエコですよね!! すてきなアイデアとそれを採用してくださった企業に幸あれ」「景気が悪い時代だからこそ直接お金を生み出さない仕事もちゃんと評価されて給与につながる企業にスポットが当たって欲しいですね」と、よしださんの意見に賛同する反応が寄せられました。
また、「近所の会員制スーパーでも同じように紙袋ご自由にお使いくださいとあります」「図書館で置いてるところありますね」など、自身の身近でも似た取り組みを見かけたというリプライも寄せられています。
●コピス吉祥寺にもお話をうかがいました
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ねとらぼでは、この取り組みについてコピス吉祥寺にお話をうかがいました。
――導入のきっかけを教えてください
《コピス吉祥寺》 2022年からコピス吉祥寺におけるサステナブルの活動(持続可能な社会に向けての取り組み)を「Share for good!」と名付け、消費を促す商業施設での取り組みを、どのようにサステナブルな活動につなげられるかを考えています。
この時期にはもう、お買物袋は買うものとなっていたのですが、エコバッグを忘れたときにビニールのお買物袋などを買ってしまうのではなく、代わりになるものがあれば資源削減のお手伝いになるのではないかと考えました。
そこで、2023年3月から、特にお買物が増えるセール時期を中心に、不要な紙袋をエコバッグとしてシェアする試みを定期的に実施しています。
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通年実施が理想ですが、衛生面を考えて今現在は館内スタッフからの協力で紙袋を集める期間を設けて運用しているのが現状です。その際、利用される方も抵抗のないよう、あまり使用感のないきれいなものを設置しています。
――どのくらいの方が利用されているのでしょうか
《コピス吉祥寺》 これまでは2週間で600枚ほどの利用でしたが、今回拡散いただいていることで、この活動を知ってくださった方がいるようで、今までよりも減りが早いように感じています。
画像提供:よしだ けいすけ(@ruiji_31)さん
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