前線の補強を検討中のアーセナルが複数選手の動向を注視しているようだ。20日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』や『ESPN』が伝えている。
21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、ここまでの22試合を12勝8分2敗という成績で終え、1試合消化の少ない首位リヴァプールと暫定「6」ポイント差の2位につけている。逆転優勝へ向けて負けられない戦いが続くが、攻撃の主軸であるイングランド代表FWブカヨ・サカがハムストリングを負傷し戦線離脱。また、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスは左ひざ前十字じん帯損傷により、今シーズン中の復帰は絶望的と見られている。
こうした状況を考慮し、アーセナルは今冬の移籍市場での前線補強を画策。チームを率いるミケル・アルテタ監督もアタッカーを補強する可能性について「我々は2人の大事な選手を失った。ブカヨは3カ月離脱する可能性があり、ガビ(ジェズス)も長期間離脱することになる。必ずトライするつもりだし、積極的に探している」と明言している。
報道によると、アーセナルはウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のブラジル代表FWマテウス・クーニャの代理人と交渉を行っているのとのこと。ウルブスは攻撃の主軸を担う同選手との契約延長を画策しているが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、未だ詳細部分の最終調整が行われてないと指摘。8000万ポンド(約153億円)という巨額のオファーがあれば、今冬の移籍を決断する可能性も否定はできないという。
また、以前から関心を寄せているライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコに対して、今冬に7000万ポンド(約134億円)のオファーを提示することも検討している模様。さらにはナポリからガラタサライへレンタル移籍中のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンも獲得候補に浮上しており、直近で代理人との接触があったようだ。