クレジットカード番号を不正に取得したなどとして、京都府警などは21日、不正アクセス禁止法違反などの疑いで、高校2年の男子生徒(17)=神奈川県伊勢原市=を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年7月26日〜8月11日、クレジットカードの有効性を確認できると偽り、自作したプログラムに、6件のカード番号などの情報を入力させて不正に取得したほか、同年5月20日、IDやパスワードを他人に提供した疑い。
男子生徒は、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」上にある、他人のカード情報を不正取得するノウハウやカード情報などがやりとりされていたグループチャットに参加。自作したプログラムを掲載し、参加者らに入力させた約7000件のカード情報を取得していた。
府警のサイバーパトロールで発覚。グループには約100人が参加しており、昨年、同グループチャットで得た他人のカード情報を使って高級腕時計を購入したなどとして、2人を詐欺などの疑いで逮捕していた。
一方、岐阜県警も21日、不正に入手した他人のカード情報を利用したなどとして、電子計算機使用詐欺容疑で、グループチャットに参加していたアルバイトの少年(16)=住所不定=を逮捕した。認否を明らかにしていない。