いただきものをしたらお礼を伝えるのは常識。私に「ありがとうございました」の一言くらいあってもいいのではないでしょうか。ナナさんはそんな常識すら忘れてしまったのでしょうか。私は次第に怒りがおさまらなくなってきました。
ナナさんは状況を理解していないようで、どこか鈍い反応です。その態度もまた腹が立ってしまう一因なのかもしれません。思わず「子どもたちが同じように育ったらどうするの?」とナナさんに向かって説教をはじめると……。
ナナさんからもお礼の連絡をすべきだろうと思っているのに、また息子からだけ……。しかも今回は電話ではなくメッセージとスタンプで済まされてしまったのです。私は目を疑ってしまいました。そしてナナさんからはその後も何の反応もありません。あまりに非常識な対応にとうとう堪忍袋の緒が切れてしまい、私はナナさんに礼儀というものを教えることにしたのです。
しかしナナさんから返ってきた言葉は予想外のものでした。「あなた自身が育てた息子が、ちゃんとそれをできていると思うのか」そんなことを問われて、私は固まってしまったのでした。
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原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子