GRCS、24年11月期決算説明会で語る今後の取り組みについて

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2025年01月22日 14:01  サーチナ

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サーチナ

 GRCS <9250> が1月15日、24年11月期の個人投資家向けオンラインIR説明会を実施し、今後の取り組みについて語った。

 24年11月期の連結業績は、売上高が32億8800万円(前期比18.1%増)、営業損益は4400万円の黒字(前期は1億4500万円の赤字)だった。売上高は15期連続増収で過去最高を記録。営業損益はファイナンシャルテクノロジー事業への投資による2年連続の赤字から黒字経営に浮上した。

 25年11月期は、売上高39億5300万円(前期比20.2%増)、営業利益1億1500万円(同2.6倍)を計画。従来の2事業体制から3事業体制に組織を移行し、その3つの事業でそれぞれの戦略を立てて、最短で伸ばす方針。売上構成比は、ソリューション事業で約64%、プラットフォーム事業で10%、フィナンシャルテクノロジー事業で26%、全体で約40億円の売上高を目指す。

 対象業種としては金融業界において圧倒的に需要があり、前期は全体の売上の42%が金融業界向けであった。同社の強みであるGRCセキュリティーと、フィナンシャルテクノロジーを選択集中してサービスを展開していく方針。金融業界で特に需要が伸びている証券、保険、カード向けに注力していく。

 今期、ソリューション事業は売上高25億3400万円(前期比17.7%増)、営業利益7億4400万円(同23%増)を計画。過去5年、10年、右肩上がりで伸びてきた、同社の主軸事業として伸ばしていく。

 一方、プラットフォーム事業は今期から新たに1つのセグメントとして切り出して、事業展開をしていくフェーズに入った。企業のリスクを見える化する中にはセキュリティーも入っている。リスクといっても、多様なリスクがあり、同様にコンプライアンスもいろんな課題テーマがあるため、メニューを充実させ、提供できるサービスが増えている。実際、今までは自社での直接販売が主だったが、保険会社とのコラボレーションにより、保険と一緒に同社のサービスを販売してもらうフェーズに入ってきているという。

 22日午前10時41分現在の株価は、前日比4円安の1385円。

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