AJCC史上初の8歳馬Vへ ディープインパクト産駒が約2年ぶりの実戦でタイトル狙う

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2025年01月22日 20:00  netkeiba

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22年の大阪杯を制したポタジェ(22年4月撮影、ユーザー提供:J-Matsudaさん)
 GI馬の意地を見せたい。22年の大阪杯を制したポタジェ(牡8、栗東・友道康夫厩舎)が、アメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)で約1年10カ月ぶりの実戦を迎える。

 ポタジェは父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、母の父Awesome Againの血統。母は07年のBCディスタフなどG1を6勝した名牝。同年には米最優秀古馬牝馬に選ばれている。さらに半姉のルージュバックは16年の毎日王冠や17年のオールカマーなど、重賞を4勝。半弟のテンカハルも23年のブラジルCを制している。この血統が評価されて、18年のセレクトセール1歳では1億9000万円(税抜)の高値で取引された。

 ここまで21戦6勝。3歳夏から1勝クラス、2勝クラス、3勝クラス、リステッドの白富士Sと4連勝。重賞でも新潟大賞典で2着、天皇賞(秋)で6着など好勝負を続け、5歳時の大阪杯でGI初制覇を果たした。ただ、その後は6戦して全て掲示板外。しかも今回は23年の大阪杯で10着に敗れて以来、約1年10カ月ぶりの実戦となるだけに、評価は上げづらいところだ。

 今年で66回目を迎えるAJCCだが、8歳以上は未勝利。84年のグレード制導入以降に限ると、09年のエアシェイディ、10年のシャドウゲイト、11年のミヤビランベリ、13年のトランスワープ、24年のボッケリーニで5回ある2着が最高着順となっている。ポタジェは休み明けを克服し、そして年齢の壁を乗り越え、史上最高齢Vを成し遂げることができるか。古豪の走りにエールを送りたい。

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