マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに対し、ラ・リーガやリーグ・アンのクラブも関心を寄せているようだ。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やフランス紙『レキップ』が伝えている。
現在27歳のラッシュフォードはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2016年2月に18歳でトップチームデビューを飾り、ここまで公式戦通算426試合で138ゴール63アシストをマークしている。ルベン・アモリム監督の下でも公式戦6試合に出場し3ゴールを挙げているが、昨年12月に開催されたマンチェスター・シティ戦で「トレーニングでのパフォーマンスや試合でのパフォーマンス、日常生活での振る舞い、チームメイトとの関係性が重要」との理由からメンバー外に。以降はベンチに座る試合こそあったものの、現在に至るまで1分たりともピッチに立っていない。
こうした状況から、マンチェスター・ユナイテッドは今冬の移籍市場での放出を本格的に検討。ミランやドルトムントが今シーズン終了までのレンタルを画策していることも明らかになっている。
この度『スカイスポーツ』が報じたところによると、バルセロナもラッシュフォードの獲得に興味を示しているとのこと。現地時間21日火曜日にはポルトガルのリスボンにて、同選手の代理人とバルセロナのデコSD(スポーツディレクター)が会談に臨んだようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、バルセロナはラッシュフォードの獲得に熱心で、選手本人も加入を望んでいるが、移籍成立のためにはスペイン代表FWアンス・ファティや同DFエリック・ガルシアの売却が必要になると指摘している。
また、『レキップ』によると、マルセイユもラッシュフォードに関心を寄せており、今冬の獲得の可能性を探るべくマンチェスター・ユナイテッドに問い合わせを行ったようだ。
なお、ミランについては現在マンチェスター・シティ所属のイングランド代表DFカイル・ウォーカーとの交渉を優先しており、ラッシュフォード獲得の可能性は低下している模様。一方で、ドルトムントは依然として関心を寄せており、マンチェスター・ユナイテッドが給与の大部分を負担する形でのレンタルを望んでいるようだ。