千葉県九十九里町の会社倉庫に保管されていたおよそ6000万円分の車用タイヤチェーン170トンを、所有者になりすまし勝手に売り払ったとして、60代の男が逮捕されました。
窃盗などの疑いで逮捕されたのは、千葉県九十九里町の無職・中村一芳容疑者(64)です。
中村容疑者は去年4月、九十九里町小関の会社倉庫に保管されていた車用の鉄製タイヤチェーン170トン、時価総額あわせておよそ5960万円を所有者になりすまして勝手に売り払った疑いがもたれています。
警察によりますと、倉庫にはこの会社の商品であるタイヤチェーンが保管されていましたが、中村容疑者は倉庫のカギを壊して商品の所有者になりすまし、倉庫近くを通りがかった買取業者に対して「大量のチェーンを買い取ってほしい」と持ち掛けたということです。
買取業者はドラム缶313缶分のチェーンを買い取って倉庫から持ち出し、数日後、点検に訪れたこの会社の従業員が被害に気付いたということです。
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中村容疑者は「倉庫内のチェーンを売ってお金をもらったことは間違いない」と容疑を認めているということです。