バイエルンがカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスとの契約延長に近づいているようだ。21日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在24歳のA・デイヴィスはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスでプロデビューを飾り、2019年1月にバイエルンへ完全移籍で加入した。以降は爆発的なスピードを武器に左サイドバック(SB)の主力として活躍。ここまで公式戦通算219試合で12ゴール34アシストをマークし、ブンデスリーガやCLなど数多くのタイトル獲得に貢献している。
今シーズンもヴァンサン・コンパニ監督の下で主力として活躍しているA・デイヴィスだが、現行契約は今年の6月末で満了に。バイエルンはかねてから契約延長に向けて動いているものの、給与額を巡って交渉は難航し、一時は今シーズン終了後の退団が既定路線と報じられていた。
レアル・マドリードを筆頭に、マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールからの関心も噂されていたなか、来シーズン以降もバイエルンに残留する可能性が高まっているようだ。報道によると、契約延長交渉はすでに最終段階に到達しており、早ければ今週中に契約書への署名を含めた諸々の手続きが完了する見込みだという。このまま交渉が順調に進めば、A・デイヴィスは2030年6月末までの契約を締結し、年俸として1500万ユーロ(約24億円)を受け取ることになると報じられている。
フリーでの退団濃厚から一転、来シーズン以降も『アリアンツ・アレーナ』でプレーする可能性が高まったA・デイヴィス。『スカイスポーツ』は、状況が契約延長に傾いた背景には、A・デイヴィス自身の強い希望があったと指摘している。