アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が負傷者の状態について言及した。21日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
21年ぶりの優勝を目指すプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の戦いが続くなか、主力に負傷者が続出しているアーセナル。復帰は早くても3月以降になると報じられているイングランド代表FWブカヨ・サカや、ひざの前十字じん帯を損傷したブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスをはじめ、フランス代表DFウィリアン・サリバ、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ、日本代表DF冨安健洋らが戦列を離れている。
とりわけ状態に注目が集まるのが、ハムストリングの負傷で直近のアストン・ヴィラ戦を欠場したサリバ。今シーズンもここまで公式戦通算30試合に出場しており、欠場時の1試合あたりの平均失点が2倍以上になるとの統計も出ている守備の要だ。アルテタ監督は同選手について「彼は順調に回復しているし、ここ数日でかなり状態が良くなっている」とコメントしつつ、現地時間23日に控えるCLリーグフェーズ第7節のディナモ・ザグレブ戦の欠場を明言。その上で、現地時間2月2日のプレミアリーグ第24節マンチェスター・シティ戦での復帰の可能性については「そうなることを願っている」と語った。
一方で、カラフィオーリとU−19イングランド代表MFイーサン・ヌワネリについては、ディナモ・ザグレブ戦での起用も可能な模様。アルテタ監督は「とても前向きなニュースだ。ここ数週間欠場していたが、今日のトレーニングに参加したので、試合には出場できるだろう」と明言した。
なお、アーセナルはCLリーグフェーズでここまで6試合を消化し勝ち点「13」を獲得。ディナモ・ザグレブに勝利すれば、決勝トーナメントへ直接進出できる8位以内の座を大きく手繰り寄せることとなる。