フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世が22日、チャンピオンズリーグ(CL)通算2ゴール目を挙げた。
ここまで6試合を消化したリーグフェーズで3勝1分2敗を記録し、勝ち点「10」を積み上げているフェイエノールト。8位以内に与えられるストレートインでの決勝トーナメント進出に向け、ホームで強豪バイエルンとの一戦を迎えた。18日の国内リーグ戦で負傷から2カ月半ぶりに復帰した上田はサブスタート。すでに第3節ベンフィカ戦でCL初得点をマークしており、今節は復帰後初得点となるCL通算2得点目に期待がかかる。
試合は21分にフェイエノールトがスコアを動かす。最終ラインからのビルドアップでボールを運び、ハイス・スマルが自陣左サイドからロングフィード。前線で走り出したサンティアゴ・ヒメネスがDFラインの背後に抜け出す。巧みなコントロールで収めつつ、左足で豪快にゴールをゲット。縦に速い攻撃で先制弾を奪った。さらに前半アディショナルタイム、ボックス内でケルヴィン・ステングスがラファエル・ゲレイロと接触。主審はフェイエノールトにPKを与え、ヒメネスが決め切り追加点を挙げた。
そんななか、フェイエノールトが2点リードの状況で83分に上田が投入される。すると、89分に日本人ストライカーが結果を残す。フェイエノールトが自陣右サイドでボールを奪い、素早く繋いでカウンターに移行。ドリブル突破を試みたヒメネスが相手選手に倒されたものの、こぼれ球を拾ったアントニ・ミランボがパスを出す。上田がダヨ・ウパメカノとのコンタクトを制してボックスに侵入し、左足でシュート。冷静に流し込んで勝負を決める3点目を獲得した。
結局、そのまま試合は3−0で終了。バイエルンを下したフェイエノールトがリーグフェーズ突破を確定させた。次節(最終節)は29日に行われ、フェイエノールトはアウェイでリール(フランス)と対戦。バイエルンはホームでスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)と対戦する。
【スコア】
フェイエノールト 3−0 バイエルン
【得点者】
1−0 21分 サンティアゴ・ヒメネス(フェイエノールト)
2−0 45+9分 サンティアゴ・ヒメネス(PK/フェイエノールト)
3−0 89分 上田綺世(フェイエノールト)