お菓子の袋を活用して、かわいいアイテムを作る動画がYouTubeに投稿されました。市販品のような雰囲気を出すテクニックが盛り込まれている作業内容が「すごい発想」「めちゃめちゃかわいい」と注目を集め、記事執筆時点で2万5000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、子どもたちが目を輝かせて喜ぶような工作を紹介しているYouTubeチャンネル「爽一郎の工作」。今回は、バンダイから販売されているお菓子「キャラパキ」のパッケージを使ってミニチュアチャームを作ります。なお、動画ではコンビニの印刷機を使っていますが、自宅にあるPCとプリンタでも作成可能です。
まず、同じパッケージのキャラパキを2個用意。内包されているお菓子は作業後にいただきます。用意した物のうちの1つをメイン材料とし、圧着されている上下の“ギザギザ部分”をハサミでカット。全体を筒状にしたら、ハサミを背面にも入れてパッケージを切り開きます。
セロハンテープを使い、切り取った上下のギザギザパーツを元の位置に接着。この後の印刷作業時に写り込まないよう、テープはパッケージ裏面に貼ります。キャラパキ1個ではギザギザパーツの長さが足りないため、用意しておいたもう1個からも同じパーツを切り出し、向かって右側の上端と下端に接着。はみ出している部分は切り落とし、向かって左側の上端と下端に貼り付けます。この「ギザギザパーツを付け足す工程」は、画像編集でも対応可能。その場合、用意するキャラパキは1個で済みます。
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ギザギザパーツを貼ったらコンビニや自宅のプリンタで複写。キャラパキの場合は38パーセントに縮小すると、かわいいサイズになるそうです。なお、印刷には普通紙よりきれいに仕上がる光沢紙か写真紙を使います。
縮小印刷した紙は大まかにカット。パッケージのピカピカ感を出し強度を高めるため、DAISO(ダイソー)の手貼りラミネートフィルムを紙の印刷面に貼ります。しっかり貼り合わせたらフィルムごと紙の余白部分を切り落としますが、組み立て時に「のりしろ」となる表面左端の余白は一部残しておきます。
元のパッケージを参照しながら、印刷物のギザギザパーツ部分にだけ折り目を付け、「のりしろ」部分が隠れるよう全体を筒状に変形させます。続けて、ダイソーのカラーボードや段ボールなど、“厚さ5ミリほどの板状の物”をチャームの中身として用意。印刷物の内側に収まるようカットします。この際、上下部分にスペースを設けることを意識すると良いそうです。
チャームの外側と中身が用意できたら、いよいよ組み立て作業。ダイソーの「万能接着剤」を印刷物の裏面や、表面左端の「のりしろ」部分に塗って指で伸ばします。通常の瞬間接着剤ではラミネートフィルムの“反発力”に負けてしまうので、商品のパッケージに「強力」と表示されているゴム系の接着剤を使うよう投稿者さんは注意を促しています。
ゴム系接着剤は10分ほど乾かしてから貼り合わせることで強力に接着できます。指で感触を確かめたら「中身」となる板を中央にセット。「のりしろ」部分を覆うように印刷物の左右を貼り合わせます。続けて上端と下端も指で強く圧迫。“二度と剥がれるな”という気持ちを込めて強く押さえつけます。
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次は上下にあるギザギザパーツの根本部分を爪で押して、折り目を付けます。このひと手間を加えることで「リアルさ」が増すとのこと。最後の仕上げとして上端にドリルで穴を開けます。チャームの裏面から穴を開けると接着面が剥がれにくいそうです。この穴にストラップを通せば、ミニチュアチャームの完成! ラミネートフィルムを貼ったことで、無理に引っ張らない限りは外れないアイテムに仕上がりました。
コメント欄には、「すごい発想です!」「せひまねしたいです!!」「子どもと一緒に作りました メッチャかわいかった」などの感想や報告が寄せられています。YouTubeチャンネルの他、X(Twitter/@so_itti)アカウントとInstagramアカウントも運営中。子どもと楽しめるさまざまな工作動画を公開しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「爽一郎の工作」さん
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