農家がブロッコリーの長期保存方法を伝授「たったそれだけで2週間も?」

0

2025年01月23日 12:00  まいどなニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

まいどなニュース

ブロッコリー、隅から隅まで全部食べられます(Nik_Merkulov/stock.adobe.com)

Q. ブロッコリーを買ったのですが、今夜は使う元気がありません

【写真】こうやって冷蔵庫のチルド室に保存を

 そんな問いかけから始まるポストが「X」で大きく注目を集めました。記事執筆時点で13万件もの「いいね」がついています。洗って、切って、火を通して…栄養があるのは分かっていても、忙しい現代人には時間的にも気分的にもそんな余裕がないときがある、ということでしょう。これに対して投稿者は力強く、簡潔に、長期保存方法する方法を答えています!

Q. ブロッコリーを買ったのですが、今夜は使う元気がありません
A. いいんです、ブロッコリーは自由です ポリ袋に入れてチルドルームで保管すれば、そのまま2週間程度ナイスブロッコリーをお楽しみいただけますので、使えると思ったタイミングにてオッケーブロッコリーしていただけますと幸いです

 なんと「ポリ袋」に入れて「チルドルーム」で保管するだけで2週間ほども「ナイスブロッコリー」のままでいてくれるとは…そして良きタイミングで「オッケーブロッコリー」として食べることができるとは驚きです。

 投稿者は話題になったポストに続けてリプライで
(左)ポリ袋に入れて1週間チルドで保存
(右)そのまま1週間チルドで保存
そのまま保存したブロッコリーは水分が失われ、ふにゃふにゃのフニャッコリーになりました
鮮度保持において、チルドルームでの保存に加えてポリ袋に入れることも大いに有効であることがわかります
と検証結果を画像と共にポストしています。左のブロッコリーはみずみずしくこんもり盛り上がったままですが、右のブロッコリーはへたれてしぼんでしまっています。どちらが「ナイスブロッコリー」なのかは一目瞭然ですね!

 この情報をポストしたのは「有限会社安井ファーム」の公式アカウントです。同社は石川県でブロッコリーを生産している農業法人で、その栽培面積は同県産ブロッコリーの約3割を担っているのだそう。同社のブロッコリーは令和の大嘗祭において明治神宮にも奉納された実績があり、「X」の公式アカウントの担当者は「日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ」(KADOKAWA)という料理本も刊行しています。

「すごい! ナイスブロッコリーがトレンドに!!! 前にどこかのレストランで飲んだブロッコリーのポタージュが美味しくて、寒いこの時期に作ってみたいと思います!!」
「回答の仕方が最高ブロッコリーすぎる」
「文才爆発」

その内容の有益さはもちろん、ユーモアあふれるポストのテキストに賛辞が寄せられています。

ストレスフルな現代社会でも…「ブロッコリーのこと、嫌いにならないでください」

ナイスブロッコリー」保存方法についてさらにくわしい話を同担当者にお聞きしました。

――なぜブロッコリーの保存方法について投稿したのですか?

「野菜室に入れておいたら黄色くなってしまった」といった投稿をしばしば目にするため、保存方法については定期的に発信しております。

――「今夜は使う元気がありません」と方たちのために、と。

生のブロッコリーはなんとなく早く使い切らないといけないというイメージがあり、中にはそうした部分で「買う(使う)のが億劫」といったコメントも見受けられたため、そこで今回は、ストレスフルな現代社会でも「ブロッコリーのこと、どうか嫌いにならないでください」という思いを込めて発信させていただきました。

洗う?洗わない?

――リプライ欄でラップは「アイラップがおすすめです」とおっしゃっていましたが、保存するブロッコリーは一度水で洗った方が良いのでしょうか?

洗う、切るは調理の直前を推奨しておりますので、買ってきたものをそのまま入れていただければと思います。

チルド室がない場合は

――その他、保存時に気をつけるべきことがあれば教えてください。

チルド室がない、あるいはチルド室が他の食材で満たされているという場合は「冷蔵室」にて保管いただければと思います

冬におススメのブロッコリーレシピ

 同アカウントの担当者はブロッコリーを使ったレシピ本も刊行しています。以前、「まいどなニュース」でもSNSで話題になった「ブロッコリーのめんつゆ漬け揚げ」のポストをご紹介させていただいたこともありました。そこで、冬の今だからこそ作ってほしいレシピはないか聞いてみました。

 すると「寒い時期、特にオススメなのがこちらです」と同担当者は、昨年末に投稿した「ブロッコリーの出汁煮」のレシピ紹介してくれました。以下、作り方を掲載いたしますのでご興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょう。

【ブロッコリーの出汁煮】
「水(300ml)+白だし(大さじ4)+みりん(大さじ1)を鍋に入れて火にかけ、さらにブロッコリーと揚げ玉を加えて煮込むことで完成する『ブロッコリーの出汁煮』は特に寒い時期にオッケーブロッコリーできるのでオススメです」(同公式アカウントのポストより掲載)

(まいどなニュース特約・山本 明)

動画・画像が表示されない場合はこちら

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定