ミランが、マンチェスター・シティに所属するイングランド代表DFカイル・ウォーカーの獲得に迫っているようだ。22日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在34歳のウォーカーは2017年7月にトッテナムからマンチェスター・シティに加入。右サイドバック(SB)の主軸としてここまで公式戦通算319試合出場6ゴール23アシストという成績を残し、プレミアリーグ4連覇やチャンピオンズリーグ(CL)制覇などに大きく貢献してきた。昨季からはキャプテンを務めるなど中心選手として長年活躍してきたが、今シーズンは不安定なパフォーマンスを披露しており、ここまで公式戦18試合に出場しているものの、出場時間は減少していた。
マンチェスター・シティとの契約を2026年6月30日まで残しているウォーカーだが、今月11日に行われたFAカップ3回戦のサルフォード戦後にジョゼップ・グアルディオラ監督が「2日前、カイルは海外でプレーする選択肢を探したいと申し出た」と突然今冬の移籍を希望していることを明らかにした。
これ以降、マンチェスター・シティでプレーしていないウォーカーにはサウジアラビアのクラブやインテルなどからも関心が寄せられていることが報じられていたが、すでにミランが同選手と2027年6月30日までとなる契約で個人合意に達していることも伝えられていた。
そんななか、今回の報道によると、ミランはマンチェスター・シティとも合意に達した模様で、500万ユーロ(約8億円)での買い取りオプションが付随する無償のレンタル移籍で交渉はまとまったという。
なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、給与は全額ミランが負担することにもなり、メディカルチェックが完了次第、正式発表されることが伝えられている。