昨季リーグトップのチーム盗塁数91、2位の532得点、111本塁打をマークした日本ハム打線。“令和のビックバン打線”に今季も期待だ。
期待の若手に助っ人外国人が多く期待値が高いが、その分不確定要素が多く、1年通してやってみないとわからない部分がある。ただ、パ・リーグの打線の中でも上位から下位打線までつながりのある嫌らしい打線であることは間違いないだろう。
特に中軸候補だけでも清宮幸太郎、レイエス、万波中正、野村佑希、マルティネス、郡司裕也、田宮裕涼と名前が多く挙がり、彼らに共通して言えるのは、好不調の波を小さくし、1年間同じようなバッティングができれば、それだけでも長打力、得点力は昨季リーグ制覇したソフトバンクに匹敵する。
上位打線候補も松本剛、水谷瞬、浅間大基、五十幡亮汰、上川畑大悟、水野達稀、奈良間などがおり、上川畑、水野、奈良間は8番や9番で下位から上位へ繋げる役割もできる。
ここに名前の挙がらなかった選手でも、今季大ブレイクする可能性が秘めており、シーズンが始まったら、昨季の水谷のように1番に座っているケースも十分に考えられる。新庄剛志監督が就任した3年間で経験を積んで成長した若手、中堅選手たちが、1人でも多く1人前になった時、“令和のビッグバン打線”が完成されそうな予感だ。