バルセロナがウルグアイ代表DFロナルド・アラウホおよびスペイン代表MFペドリとの契約延長に近づいているようだ。22日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
報道によると、バルセロナのデコSD(スポーツディレクター)と代理人との協議を経て、アラウホとペドリは同クラブとの契約延長に合意したとのこと。残す作業は契約書へのサインのみとなっているようで、遅くとも現地時間2月3日の冬の移籍市場閉幕までに公式発表が行われる見込みだという。新たな契約期間はアラウホが2031年6月末、ペドリが2030年6月末までとなるようだ。
デコSDをはじめとしたクラブ幹部は、かねてから両選手との契約延長を画策していた模様で、ペドリとの交渉は順調に進行。一方で、今冬のユヴェントス移籍の可能性が報じられていたアラウホについては、デコSDやハンジ・フリック監督が説得にあたった結果、契約延長へと気持ちが傾いたようだ。一方で、イギリスメディア『アスレティック』は、今回の契約延長は今後数シーズンの間での退団の可能性を排除するものではないと指摘している。
現在25歳のアラウホは2018年夏にバルセロナの下部組織へ加入し、翌年10月にトップチームデビューを飾った。徐々に出番を増やし最終ラインの主軸に定着すると、ここまで公式戦通算155試合出場8ゴール6アシストをマーク。今シーズンはハムストリングの負傷により欠場が続いていたが、現地時間4日に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)3回戦で戦列復帰を果たしている。
一方、現在22歳のペドリはラス・パルマスでプロデビューを飾り、2020年夏からバルセロナの一員として活躍。2022−23シーズンからはかつて元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ氏が背負った「8番」を継承し、ここまで公式戦通算174試合で24ゴール17アシストをマークしている。
また、バルセロナはスペイン人DFジェラール・マルティンおよび同国代表MFガビとの契約延長に向けても交渉を進めており、すでに事実上合意が成立しているようだ。