ウルヴァーハンプトン(ウルブス)に所属するブラジル代表FWマテウス・クーニャに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。22日、『スカイスポーツ』や『ミラー』など複数のイギリスメディアが伝えている。
現在25歳のクーニャは2017年夏にスイスのFCシオンに加入し、ライプツィヒやヘルタ・ベルリンでもプレー。U−24ブラジル代表の一員として参加した2021年の東京オリンピックで優勝に貢献すると、同年夏にアトレティコ・マドリードへ加入した。しかし、目立った活躍を見せることができず、約半年間のレンタルを経て2023年夏にウルブスへ完全移籍。現在に至るまで前線の主軸として活躍している。
今シーズンはここまで公式戦22試合に出場し、10ゴール4アシストをマークするなど得点を量産しているクーニャ。現行契約は2027年6月末まで残されているが、様々なクラブからの関心も明らかになっており、今冬の去就には注目が集まっている。
熱烈な関心を寄せているのがアーセナル。イングランド代表FWブカヨ・サカがハムストリングの負傷で戦線を離脱し、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスがひざの前十字じん帯損傷により今シーズン中の復帰が絶望的となったアーセナルは、今冬の移籍市場でのアタッカーの補強を画策。プレミアリーグでの経験が豊富で、即戦力としての活躍が見込めるクーニャへのオファーを本格的に検討しているようだ。
また、今シーズンのプレミアリーグで3位と躍進するノッティンガム・フォレストも獲得に興味を示している模様。前線の補強を臨む同クラブはコンゴ民主共和国代表FWヨアヌ・ウィサにオファーを提示したものの、ブレントフォードが拒否。『スカイスポーツ』によると、現在はクーニャをターゲットとし、クラブ史上最高額となる6000万ポンド(約116億円)を入札する可能性があるという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ウルブスはクーニャとの契約延長交渉を進めているものの、未だ最終的な合意には至っていないとのこと。アーセナルを筆頭に複数のクラブが関心を寄せており、去就は不透明だと報じられている。
ウルブスは6000万ポンド(約116億円)のオファーが届いた場合には、今冬の売却にい応じる可能性もあると報じられている、果たして、実際にオファーを提示するクラブは現れるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。