死亡した高瀬静香さん=当時(37)=は、観光地などで住み込みで働く「リゾートバイト」で、各地の飲食店を転々とする暮らしを続けていた。「楽しく酒を飲むタイプ」(知人男性)といい、飲み会などでたびたび盛り上げ役を買って出るほどの明るい性格だった。
関係者によると、高瀬さんは北海道出身。各地でリゾートバイトをしており、北海道のほか、東京・伊豆諸島の八丈島や大島、鹿児島県の徳之島のスナックやラウンジなどで勤務した。行方不明となった昨年9月には、静岡県下田市の飲食店で働いていた。
知人の男性によると、高瀬さんは海外に行くのが好きで、タイで働いた経験もあった。「しっかりした性格で、楽しく酒を飲むタイプ。飲みの場を盛り上げてくれる存在だった」と振り返る。
別の男性は「元気な人で、お酒は結構飲むほうだった」と語る。訪れた飲食店の店員への配慮も忘れず、「注文のタイミングにも気を使ってくれていた」という。
「とても明るく面白くてみんなの人気者だった」。リゾートバイト仲間で、1カ月ほど一緒に飲食店の寮で暮らしていた女性は、高瀬さんについてこう語る。一緒に旅行をしたこともあるといい、「行方不明になったと聞き、心配をしていたが…」と吐露した。