チェルシー、再び有望株を確保か…16歳カザフスタン人FWの加入が内定？

　チェルシーが、カイラト・アルマトイ（カザフスタン1部）に所属するU−17カザフスタン代表FWダスタン・サトパエフの獲得に迫っているようだ。

　2008年8月12日生まれで現在16歳のサトパエフは、身長170センチメートルのFW。両利きでセンターフォワードを本職としている。2024年5月にトップチームデビューを果たしたが、トップチームでの出場はまだこの1試合のみとなっている。それでも、U−17カザフスタン代表では主将を務め、通算10試合出場で4ゴール1アシストを記録している。

　そんなサトパエフにチェルシーが関心を示している模様で、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、追加オプションも含め、総額400万ユーロ（約6億5000万円）という移籍金で獲得することですでにカイラト・アルマトイと合意に達しているという。

　なお、FIFA（国際サッカー連盟）の規定でヨーロッパへの移籍が可能となるのは18歳の誕生日を過ぎた後になることから、サトパエフがチェルシーに合流するのは2026年8月12日以降となるようだが、5年＋1年契約を締結する見込みとなっており、カザフスタン・プレミアリーグ（カザフスタン1部）にとっては記録的な移籍になることが伝えられている。

　2022年5月にオーナーが交代して以降のチェルシーでは、若手の獲得に力を入れており、今年の4月24日に18歳の誕生日を迎えるブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアン（パルメイラス）や、同じく5月4日に18歳となるエクアドル代表MFケンドリー・パエス（インデペンディエンテ・デル・バジェ）などはすでに今夏の加入内定が発表されているなか、新たにサトパエフも確保することになりそうだ。