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2025年01月24日 16:21 ITmedia PC USER
時間は有限である。多くの人は短い時間で多くのことを成そうとし、誰かが考案した「ライフハック」を駆使して「タイパ」(タイムパフォーマンス)を追求する。SFの世界では、数億光年離れた銀河へ瞬時に跳べる「ワープ航法」が当たり前のように存在する。
それはさておき、AYANEOが宇宙船をモチーフにした外付けGPU(eGPU)「AYANEO AG01 Starship Graphics Dock」(以下、AG01)をリリースした。実機を編集部で入手したので、まずは開封からデザインまで紹介しよう。
●AG01、開封の儀
AG01が収められている箱は製品コンセプトが現れていて非常にカッコよく、見ているだけでワクワクするようなパッケージに仕上がっている。
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まずは外装フィルムを剥がしていく。続いて箱を開けていこう。
まず目に飛び込んでくるのは、AG01の各部名称図だった。宇宙船の設計図、または見取り図のようで、少し興奮する。
各部名称図を取り除くと、AG01本体が姿を現した。AG01には2色のカラーバリエーションがあるが、先行して販売していたのは、今回のNebula Redだ。
製品サイトの写真を見たときには気付かなかったが、意外なほど大きくて重量感がある。もちろん、製品ページを下までスクロールすれば、サイズや質量のスペックが記載されている。
サイズは実測で243(幅)×114(奥行き)×49(高さ)mm、重量は953gだった。ギリギリ、持ち運べない大きさでもない。
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パッケージに含まれているのは本体の他、ACアダプターと各国用のプラグ、OCuLinkケーブル、USBケーブル、取り扱い説明書など。
「持ち運べない大きさでもない」と言ったが、専用端子を備えたACアダプターは大きくて重い。本体と合わせる1652gになってしまう。バッグにいれるには、それなりの覚悟がいりそうだ。
次に、写真を交えながらAG01の概要を紹介したい。
●AYANEO AG01 Starshi Graphic Dockのデザインがいい!
AG01で特徴的な部分は、何といってもこのデザインだろう。eGPUの多くはシンプルな箱型だが、AG01は様子が異なる。海外ドラマ「スタートレック」に登場した「Picard号」のような配色(別のカラーバージョンは全体がグレーのInterstellar Gray)とメカメカしさが、宇宙船を思わせる。
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GPUは6nmプロセスのAMD Radeon RX 7600MXT、グラフィックスメモリは8GB、TGPは可変で100W/12Wとなっている。切り替えには本体に備わっているスイッチ「Turbo Knob」(ターボノブ)を利用する。ハード側にこのようなノブがあるため、よりパワーを必要とする場面でAG01の電源をオフにすることなくスピーディーかつ容易に切り替えられるのがうれしい。
ホストからはUSB4またはOCuLinkで接続し、USB4での接続であれば100WのUSB Power Delivery(PD)によりホストへの給電も行える。また、最大毎秒40GBでのデータ通信に対応するため、AG01をドッキングステーションとして使うことも可能だ。
映像出力ポートは4つある。DisplayPort 2.0(4K 120Hz/8K 60Hz対応)×2と、HDMI 2.1(4K 120Hz/8K 60Hz対応)×2だ。
その他のインタフェースは、USB 3.2 Gen 2 Standard-A、1000-BASE-T対応の有線LAN端子となっている。その他に、SDメモリーカードスロットとM.2 2280形状のSSDを挿入できるPCI Express 3.0対応のスロットがあるので、外付けストレージとしても活用可能だ。
冷却機構は、強力で大きめの静音ファンと大きめのベイパーチャンバープレートからなっている。
AYANEOブランドのPCはもちろんのこと、USB4やThunderbolt 3/4、OCuLink搭載Windows PCと接続して使うことができる。USB4ケーブルとOCuLinkケーブルが付属しているので、対応するPCがあれば、すぐに接続できるだろう。
次回は、接続したPCのパフォーマンスにどのような影響をもたらすかを試していきたい。
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