トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、負傷したイングランド代表FWドミニク・ソランケの状態を明かした。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
昨夏にボーンマスから加入したソランケは今シーズンここまで公式戦29試合出場で11ゴール6アシストを記録する活躍を見せていたが、19日に行われたプレミアリーグ第22節のエヴァートン戦に向けたトレーニング中にひざを負傷してしまい、同試合から欠場を余儀なくされていた。
離脱期間に注目が集まっていたなか、ポステコグルー監督は「現時点での情報では約6週間だ。手術は行わないが、約6週間と見ている。もっと早くなるかもしれないけど、様子を見ていこう」と3月上旬頃まで離脱見込みであることを明らかにした。
また、トッテナムは23日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第7節でホッフェンハイムと対戦し、3−2で勝利を収めた。しかし、この試合でベンチ入りしたのはGKの2選手に、フィールドプレイヤーが6選手のみとなり、そのうち5選手が10代で、残りの1選手もまだトップチームデビューをしていない20歳のDFと、負傷者続出の影響で人員不足に陥ってしまっている。
このような状況にポステコグルー監督は「選手たちは全力を尽くしている。だが、ピッチに10代の選手が5人もいたことは軽視すべきことではない」と苦しいチーム状況を嘆いた。
「私たちはプレミアリーグのチームで、ヨーロッパのアウェイでの戦いに臨んだが、5人の10代の選手たちを投入した。重要な試合で、無意味な試合ではない。そのようなことは前代未聞だ。そして、それは言い訳をせずに選手たちが自ら重荷を喜んで引き受けてくれていることを示すものでもある」
「私たちを支えてくれた選手たちをいくら褒めても褒め足りない。何人かの選手は戻ってくるので、近いうちに助けを得られると思う。そんな中でもヨーロッパでは本当に良い位置にいることができている」
この試合の結果、ELでは6位に浮上し、30日に行われるリーグフェーズ最終節でエルフスボリに勝利すれば、自力でラウンド16に直接進出することを決められる位置につけているトッテナム。その前の26日にはプレミアリーグ第23節でレスターとの一戦も控えているが、果たして選手のやりくりに頭を悩ませている中で勝利を収めることはできるのだろうか。
【ハイライト動画】ホッフェンハイムvsトッテナム