ロサンゼルス近郊で新たに山火事が発生し、およそ5万人の住民が避難の対象となっています。
風にあおられ激しく燃え上がる炎から、ぎりぎりで脱出するトラック。
ロサンゼルス近郊で今月7日に発生した山火事の消火活動がまだ続く中、22日、今度はロサンゼルスから北にあるキャスティークで新たな山火事が発生しました。
乾燥した気候と強風の影響で急速に拡大しているということで、CNNによりますと、2日足らずのうちに少なくとも6.4キロ四方が焼けたということです。
懸命な消火活動により、現在、およそ36%が鎮火されているということですが、幹線道路が通行止めになり、近隣住民少なくとも1万6200人に避難命令、3万8700人に避難勧告が出ています。
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7日にロサンゼルス近郊のパシフィック・パリセーズやアルタデナなどで発生した山火事では、これまでに28人の死亡が確認されていますが、現在も消火活動は続いており、火の拡大は食い止められています。
この週末にはまとまった雨が予想されていて、延焼を食い止めることが期待される一方で、焼け焦げた地面が水を吸収できずに土石流や土砂災害を引き起こす懸念も出ています。