限定公開( 2 )
誰にでも、終わらないでほしいと願った作品があるのではないだろうか。惜しまれながら完結した人気漫画の中には、時を経て続編が再びスタートする作品がある。また最近では続編の開始ではなく、特別企画などで新エピソードが公開されファンを喜ばせることも。今回は、完結後に新エピソードが公開され話題となった漫画を紹介していく。
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▪️新章への伏線ではないかと期待が高まる『BLEACH』
まず最初に紹介するのは、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた人気作品『BLEACH』。20年以上続いているテレビアニメでは現在シリーズ最終章の制作が進められているが、原作は2016年に完結している。5年の時を経て、2021年に「週刊少年ジャンプ」に掲載された新エピソードが「獄頤鳴鳴篇」だ。
「獄頤鳴鳴篇」は『BLEACH』の連載20周年を記念した読み切り作品。最終回の2年後を舞台に、主人公・一護たちのその後や一護の息子である一勇の姿が描かれている。作者・久保帯人の新作漫画『BURN THE WITCH』との繋がりが見えたり、本編内で明らかにされていなかった“地獄”に関して触れられていたことから大きな話題となった。
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今後の伏線とも思える描写が多かったため、ネット上では「もしかして新章が始まるのでは?」「何年かけてもいいから伏線回収してほしい」と続編を期待する声も多い。
▪️セナVSヒル魔の試合が実現した『アイシールド21』
同じく「週刊少年ジャンプ」で連載していた人気アメフト漫画『アイシールド21』も、2024年に新エピソードが公開された。連載開始21周年を記念した特別読み切りで、「BRAIN×BRAVE」と題して最終回の続きのストーリーを展開。高校を卒業し、大学アメフトで活躍する主人公の姿が描かれた。
新エピソードのメインは、主人公・セナと、セナをアメフトに引きずり込んだヒル魔の学生アメフト界の頂点を決める世紀の大勝負。セナVSヒル魔の試合は本編最終回においてほのめかされており、漫画が完結した2009年から14年の年月を経て実現したことにファンは大喜びだったようだ。
▪️16年の時を経て令和に復活した『うえきの法則』
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また「週刊少年サンデー」で連載された漫画『うえきの法則』も、16年ぶりの復活を遂げている。同作は2004年に本編、2007年に続編である『うえきの法則+』が完結した人気作品だ。2024年12月に「週刊少年サンデー」の65周年を記念した特別読み切りとして、『うえきの法則エキシビジョン』を公開。全てのバトル終結後に起こった、知られざる戦いの様子が描かれている。
ネット上では「令和にうえきの法則が見られるの嬉しすぎる」「書店でサンデー買おうと思ったら、うえきの法則が掲載されたので品薄ですって言われた」「久しぶりに読み返したら記憶の何倍も面白かった」との声も。本編完結から期間が空いていたこともあり大きな話題となった。
完結後に時を経て公開される新エピソードは、本編での謎が明らかになったり、改めて本編を読み返す機会になったりと多くのファンを喜ばせている。次はどの人気漫画の特別復活が見られるのか、楽しみに待ちたい。
文=ヨークシャー
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