【卓球】観客どよめくラリーは「よく海外でもあります」王者・張本智和が4強入り 兄妹Vなるか

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2025年01月25日 16:12  日刊スポーツ

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打ち返す張本智(撮影・宮地輝)

<卓球:全日本選手権シングルス>◇25日◇第5日◇東京体育館◇男子準々決勝



2連覇を目指す張本智和(21=智和企画)が、26日の準決勝に駒を進めた。


田中佑汰(24)を4−0(11−5、11−8、11−7、11−3)と圧倒。女子では妹の美和(16=木下グループ)も4強入りしており、きょうだい優勝に向けては「僕にできることは男子シングルスの優勝のみ。もちろん妹の試合は今日も動画で応援していましたし、明日の試合も応援しますが、きょうだい優勝というのは、おのおのが自分のタイトルを取った先にある。自分のプレーに集中する、妹のプレーを応援することは、明日も変わらないです」と冷静に思いを口にした。


この日は中陣での引き合いで主導権を握れたことを、前向きに捉えた。3−0で迎えた第4ゲームは10−1とマッチポイントを握ってから、相手がロビングを続け、ラリーが長引くと観客がどよめくシーンがあった。張本は「よく海外でもありますし、点差が離れていたので、田中選手からロビングが入って、1球そういうプレーをしましたけれど。ミスしてしまいましたが、記念じゃないですけれど、世界でもあるようなことなので。僕が実際にやることは少なかったんですけれど、今日、久しぶりにそういう場面がありました」と説明。最後は10−3から勝負を決めた。


頂点へ、残すは最終日の2試合となる。着実に白星を積み上げる日本のエースは「調子は僕の中では普通です。去年も今日の準々決勝も70〜80%ぐらいですけれど、去年の70%より今年の70%の方が高いのは確か。しっかり普段の練習から70〜80%をキープできているので、それさえ明日もできれば、2連覇の可能性は高いと思います」と安定感に自信をのぞかせた。【松本航】

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