Samsungが中国で「心系天下」ブランドとして展開している高級モデル「W」シリーズの最新モデルが2024年11月に発売されました。「W25 Flip」は「Galaxy Z Flip6」をベースにしたモデルです。
心系天下は中国キャリアの中国電信とSamsungのコラボモデルで、横折タイプは韓国限定販売の「Galaxy Z Fold Special Edition」をベースにした「W25」として登場しています。
W25 Flipは、ベースとなるGalaxy Z Flip6のカラーバリエーションも出るという位置付けでもあり、本体サイズは変わっていません。一方、フレーム素材の変更で重量は約198gと、約11g増えました。特徴的な3.4型のアウトディスプレイの角に2つ並ぶカメラのベゼルは、ゴールドに縁どられています。
ヒンジ部分の「SAMSUNG」のロゴもベースモデルと同じです。ブラック&ゴールドで全体が仕上げられており、高級感を十分味わえます。なお、中国での価格は12GB+512GBの構成のみで9999元(約21万6000円)です。同じメモリ構成のGalaxy Z Flip6は、8499元(約18万4000円)であり、2万円ほど高くなっています。
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背面パネルは平らで滑らかな仕上げで、下部側にブランドの心系天下ロゴが入っています。わずかに見えるゴールドのベゼルの効果もあり独特な印象を与えてくれます。指紋跡が残りやすいのがちょっと残念なところかも。
側面はW25と同様でハッチング処理を施しています。高級時計のような雰囲気も味わえますね。滑り止め効果もあり、ケース無しで握ってもしっかり保持でき落しにくいと感じました。
ちなみにGalaxy Z Flip6と並べると側面デザインの違いが良く分かります。
ソフトウェアやUIもGalaxy Z Flip6と同等ですが、壁紙は心系天下オリジナルの高級感あるものになっています。
中国市場でのSamsungの存在感は低いものの、心系天下シリーズは高い人気を誇っています。筆者がこのW25 Flipを中国・深センのSamsungストアで触っていた時も、別のお客さんがちょうど購入するところでした。
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大型アウトディスプレイを搭載するフリップモデルはHONOR、XiaomiそしてMotorolaも中国で製品展開を行っています。フリップスタイルの端末は徐々にユーザーが増えており、Samsungもこのカテゴリーの製品の中ではシェア争いを行うトップグループに入っているのです。
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「Temu」日本からも出品可能に(写真:ITmedia NEWS)72
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